奥田民生
もはや説明不要、日本が誇るシンガーソングライター奥田民生さん
UNICORNでメジャーデビューを果たし、ソロ期においてもヒット曲を連発!さらにはPUFFYや木村カエラなどのプロデュース等、数え切れないぐらいの功績を残し、今なお活躍し続ける日本音楽界の宝です。
そんな奥田民生さん、ギターを持って歌う姿がとても印象的ですよね!
バンドのパートでカテゴライズするとすればギターボーカルに該当すると言えるでしょう。
ギタリスト専門とギターボーカルで何か違うの?どっちがギター上手いとかあるの?
と、思われる方もいるかもしれません
そうなんです!
ギターを弾きながら歌うギターボーカルと、ギターパートを専門に担当するギタリストでは
求められる技術、必要な機材、実際に演奏するフレーズが全然違ってきます
筆者は奥田さんはある意味で究極のギターボーカルだと思っています!
はっきり言ってギターめちゃくちゃ上手いと思います
え?でも早弾きとかできないし、コード弾きしてるだけじゃん!
と思われる方もいるかもしれません!
そんな方のために奥田民生さんにスポットを当て、ギターボーカルというパートの持つ役割についてもちょこっと説明していこうと思います。
スポンサードリンク
最高の音を生み出す使用機材
いやぁ、カッコいいですね!トレードマークとも言える1959年製のレスポールをオールドのマーシャルに繋いでギターソロを弾いていると思われる画像です
まず、この1959年製のレスポールというやつははっきり言って死ぬほど高価なギターです
どれぐらいかって?
筆者が住んでいる北陸地方であれば一軒家が建ってしまうぐらいの値段がします
つまり数千万単位で取引されているということですね!
UNICORNが売れ始め、他のメンバーが車を買っていたりしてたそうですが奥田さんは
「車は軽でいいから」
と言ってこのギターを購入したなんていう逸話もあるぐらいです。
なんじゃそのギター愛!
そして彼のステージ上の足元をちょっと拝見すると
え?何このごっついボード!リードギタリストのボードじゃないの?
というぐらいこだわった機材を使用しています
- FREE THE TONE のスイッチャー
- ワウペダル
- アナログディレイ
- etc etc…..
ボーカルに比重を置いているギターボーカルの人であれば、アンプ直でエフェクターは使用しないようなミュージシャンもいる中、奥田さんは並々ならぬ音へのこだわりから厳選された機材を惜しげも無く導入しています。
これって凄いことですよね
プロの歌い手として完璧な歌唱を常に聴き手に届けなければいけないという重圧の中、さらにこれだけの機材を駆使してギターを弾きこなすんですから
天は二物も三物も彼に与えたのでしょうか?
いや、違います!努力のたまものです!
ギターの演奏技術は?
スターな男 ユニコーン
で、肝心のギターの演奏技術ってどうなの?と思われたそこのあなた!
UNICORNのこの曲をご覧ください
ギタリストのテッシーとギターボーカルの民生さんのそれぞれギタープレイの特徴が表れています
上手く言葉では表現できないんですが、最大の特徴はそのリズム感だと言えるでしょう!
- ド派手なギターソロを弾くわけではなく
- 奇抜なサウンドで聴いている人の度肝を抜くわけでもなく
- トリッキーなテクニックがあるというわけでもなく
じゃあ何がいいの?
と言われたらやはり一糸乱れぬそのリズム感から生み出されるグルーヴだと言えるでしょう!
パッと聴いた時の派手さこそありませんが、安定したリズムでの演奏ほど聴いた時にとても心地よく聴こえるんです!
ド派手なことをすれば目を引くかもしれませんが、安心して音楽に浸ることはできません。
が
一定のリズムの中で奏でられるフレーズは聴き手に安心感をもたらすんです。
- 極上の音で、どっしりとしたリズムに乗せて奏でられるフレーズ
- そしてその上に乗っかる最高の歌声
これこそがギターボーカルの最大の武器だと筆者は考えます
そんな観点で民生さんのギタープレイを聞き返してみると、とてつもなく安定感のあるプレイだということに気付かされることでしょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
奥田民生という名プレーヤーを通じて、ギターボーカルというパートについて掘り下げてみました。基本的にギターでコードを鳴らして歌う弾き語りの延長線上にあるパートだと筆者は思っています
ギタリストである筆者はギターボーカルの人が演奏するようなギターをなかなか演奏することができません
その代わりにリードギタリストはギターソロのパートなどで聴き手の耳を引きつけられるようなソロパートを担うことが多くなってきます
バンドはアンサンブルが1番重要だと思っています
奥田民生さんのギタープレイはアンサンブルの要にもなり得るとてもクオリティの高い演奏です!
ギターを弾きながら歌いたい!と思ったそこの貴方!
民生さんのプレイや使用機材を参考にしつつ、バンドの屋台骨を目指して日々の練習に取り組んでみてくださいね!
奥田民生は、ギターソロに関しては派手なのも多いですよ。「最強のこれから」とか、「快楽ギター」とか、「京都に電話して」とか。