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真島昌利(ましままさとし)
マーシーの愛称でお馴染み、ギタリスト真島昌利
ブルーハーツ〜ザ・ハイロウズ〜ザ・クロマニヨンズ
という遍歴で盟友:甲本ヒロトと共に日本のロックシーンのど真ん中を走り続けています
そんなマーシー、ブルーハーツ時代からのギタリストとしてのキャリアが有名ですが
もともとはTHE BREAKERSというバンドでギターボーカルとして活動していたんです!
ブルーハーツ時代から現在に至るまでヒロトが歌う曲とは別でメインボーカルを担当する曲があったり、ソロでもアルバムを出したりしています
さらに興味深いのははマーシーの楽曲をあの近藤真彦(マッチ)がカバーしていたりするんです
ロック畑のアーティストだけあって
- ワイルドなストロークが特徴の荒々しいギタープレイ
- しゃがれた声でシャウトするボーカルスタイル
が特徴として挙げられることが多いのですが
筆者は、マーシーの書く詞や曲の世界観ってとても美しくて繊細だなと感じます
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代表曲は?
マーシーの曲は名曲が多すぎるのでどれもこれも紹介したくなってしまうのですが、厳選してピックアップしてみました
空席(真島昌利)
ソロ期の楽曲なのですがマーシーの隠れた名曲だと思います。ミスチルの桜井さん率いるBank Bandもカバーしていたりするんですよ
チェインギャング (ブルーハーツ)
ブルーハーツの楽曲の中でマーシーがリードボーカルを取る楽曲です
ストレートな詞がグサッと心に響いてきます、しゃがれた声でシャウトしているのにとても切なくなってしまうのは筆者だけでしょうか?
メロディーやコード進行も要因の一つかもしれませんが、やはりマーシーの世界観そのものが聴いている人の心を掴んで離さないのでしょう。
この他にも
- TRAIN-TRAIN
- 青空
- 1001のバイオリン
等、数え切れないくらいの名曲を残してきたマーシー
詞のストーリー・展開がとてもドラマチックだなと筆者は思います
普遍的な事をシンプルな言葉に乗せて表現しているパターンが多いのですが、マーシーというフィルターを通すことによってドラマチックな世界観が倍増しているのではないでしょうか?
こればっかりは明確な答えが無いのですが
答えが無いからこそ音楽や詞が心に響くんでしょうね!
使用機材や演奏スタイルについて
ギタリストとしてのマーシーにスポットを当ててみると、やはり面白い特徴が浮かび上がってきます
ブルーハーツ時代はレスポールを使用しているイメージが強かったのですが、そのレスポールもハムバッカーを搭載した一般的な機種ではなく
P-90(ハムバッカーサイズのシングルコイルピックアップ)を搭載したレスポールジュニアを使用してる頻度が高いです
シングルコイル搭載なので一般的なレスポールよりは高音に特徴があってジャキジャキとしたサウンドが特徴です!中音域の余分な所が出ないのでコードストロークに適しています!どちらかと言うとギターボーカルの人が使用しているケースが多いですよね(バンプの藤原くんとかサンボマスターの山口くんとか)
やはりマーシー自身も自身のことをボーカリストとして捉えている部分があるのかもしれませんね!
アンプは
- ハイワット
- マーシャル
- フェンダー
など、その時期によって色々試していたようです
そしてマーシーのサウンドを語る上で欠かせないのが
ピックの持ち方なんです
は?たかがピックの持ち方で音なんて変わるのかよ
と思われる方もいるかもしれませんが、ギターという楽器は物理的に弦にピックを当てて演奏するものですからそりゃ影響があるに決まっています
通常、ピックは親指と人差し指で挟んで持つのが一般的とされていますが
マーシーは親指と中指で挟んで持っているんです
細かいフレーズよりも、パワーコードを主体としたシンプルなフレーズをガツンと弾く時にとても効果のある持ち方だと言えるでしょう
低音弦を中心にバッキングすることが多いマーシー、演奏スタイルに沿っているし理にかなった方法をしらず知らずのうちに取り入れて行ったのかもしれませんね
これもやはり作詞と同様にシンプルだけれどもとても効果的なですよね!
まとめ
いかがでしたでしょうか
作詞・作曲から演奏スタイルまで難しいことは何一つしていないしシンプルだけれども
とても奥が深いなと感じさせられますよね
シンプルですが、何も考えずに単純作業をこなしているというわけではありません
むしろ試行錯誤を重ねてこのスタイルにたどり着いたのではないかと筆者は思います(その場のノリで作り上げたモノは底の浅さが滲み出てしまいますからね)
ブルーハーツを結成しこれからのビジョンを描きリハーサルに取り組んでいた際、あまりに練習熱心でないヒロトに対して物を投げつけて怒ったことがあるというエピソードも聞いたことがあります
物静かそうなマーシーですがうちに秘めた情熱は相当なものだったのでしょう
自分を知り、研究を重ねて辿り着いたシンプルスタイル
音楽だけではなくいろんな分野でこの考え方は生かされると思います
真島昌利というアーティストに触れて色々感じ実践してみてはいかがでしょうか?
どのような分野であっても自分なりのスタイルを見つけるということは自分の大いなる武器になるのではないかと考えます