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生方真一
ELLEGARDENを経て現在はNothing’s Carved In Stone のギタリスト生方真一
ギターを持って弾く、その立ち姿がとても様になっているギタリストですよね!
そんな彼が使用しているギターは
- ES-355
- ES-335
等のギブソンのセミアコを使用しています!
ボディの1部が空洞になっていて、ソリッドギターとは違うどこか暖かなサウンドが魅力のセミアコやフルアコ、もともとそのウォームなサウンドの特徴を生かしてジャズやもしくはフュージョンで使用されることが多いギターなんです
※画像はラリーカールトン
ですが
生方さんは誰がどこから見てもゴリゴリのロック系ギタリストですよね!
彼に限ったことではないのですが、ギブソンのセミアコを歪ませてロック系のバンドで使用することによって他のバンドとは一味違ったサウンドを作り出すことができるんです。
生方真一の使用ギターを紹介しつつ、その魅力に迫っていきたいと思います
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使用ギター、メインはこいつだ!
ES-355 with Bigsby Ebony
生方さんと言えば真っ先に思いつくのがこのギター
- 黒のボディに赤い鼈甲のピックガード
- ゴールド系のパーツにビグスビーのトレモロユニット
ギブソンのセミアコの最上位機種であるES-355です!
こう言ってしまうと何ですがこのギター、もうロックの匂いがプンプンしますよね!サンバーストなどの渋いカラーも多いセミアコですが
このギターは潔い黒
ゴージャスなパーツやバインディングに加えてビグスビーのトレモロユニットまで付いているんですから、こんな「いかつい」セミアコをジャズギタリストが持って渋い演奏をしているイメージすらわきません
時代とともにセミアコもロックバンドでも使用できるギターとしての立ち位置を確立してきたんですね!
もともとセミアコはジャズやフュージョンのギタリストに多く使われていたギターだったわけですが、その構造を紐解いていくと
ロックで使っても全然問題ないよなーと気付かされます
セミアコはボディが全て空洞になっているフルアコと違ってセンター部分には木材が入っているので
アンプでつないでエフェクターで歪ませた場合でもボディと共鳴してハウリングを起こしてしまうという確立が低くなっています、と考えればマーシャルに繋いで歪んだサウンドを作ることも可能なんですよね
ピックアップは基本、出力の大きいハムバッカーが2つ取り付けられています。なのでレスポールみたいに線の太いパワーのある音だって出すことができちゃうわけなんですよね
極め付けは、上記の特徴に加え甘いクリーントーンまで出せちゃうという所でしょう
こういったセミアコの特徴をフルに生かしてサウンドメイキングしているのが生方さんの特徴だと言えるでしょうね!
もともと渋いギターを使っているのに、全然古くさいイメージが無いんです
フルアコはジャズとかブルース・セミアコはフュージョンというような固定概念にとらわれないその姿勢とテクニカルなフレーズとの組み合わせで新しいロックサウンドを作り上げている
筆者はそのように分析しています!
トップアーティストもサポート!裏打ちされた実力!
ELLEGARDENが2008年に活動休止となってからは2009年にNothing’s Carved In Stoneでの活動の傍ら、ソロアーティストのサポートギタリストとしてもその活動の幅を広げています
椎名林檎
吉川晃司
等の日本を代表するアーティストのサポートを務めていたりします
筆者もギタリストの端くれですが、これって本当に実力のあるギタリストにしかできないことだと思います
自身のバンドにおいては
- 自分のプレイをどこまで高められるか?
- 自分のバンドの色を出すためにどうすれば良いか?
等、割と自分中心に物事を考えることができるんですけれどサポートするということになるとそういうわけにはいきません!
アーティストの求める世界観を演出するために、自分の引き出しの中でどれだけのプレイができるのか?あくまでサポートをするアーティスト中心で考えていくことが必要になります
椎名林檎さんや吉川晃司さんのようなトップアーティストとなれば求められるプレイの質も相応に高いものになってくることは間違いありません。
裏を返せば生方さんのプレイがトップレベルにあるということを物語っていますよね!
まとめ
Nothing’s Carved In Stoneのメンバーでもある、ストレイテナーのベーシスト日向秀和さん
彼は生方さんについて日本ナンバーワンギタリストだと思っているとコメントしています
日本にも評価の高いギタリストはたくさんいるのでどのギタリストが日本一なの?と言われると甲乙つけがたいのですが
ただ1つ言えるのは生方さんはプロにプロだと認められるプロ中のプロだということです
自称日本一のギタリストは星の数ほどいるだろうし、リスナーから日本一だと妄信的に崇められたりするケースもあるだろうけれど
プロのアーティストの目から見て日本一だという評価はなかなかもらえそうでもらえないものだと思います。
常識や伝統にとらわれず、斬新なアイディアを取り入れながらロック界のど真ん中をひた走り続ける生方真一さん
これからのバンドでの活動、そしてサポートでの活動
もしくはこれから出てくる若手アーティストのプロデュース等でも頭角を現してくれるのではないか?と筆者は密かに期待しています!