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never young beach (ネバーヤングビーチ)
ネバーヤングビーチ(通称ネバヤン)というバンドを知っていますか?
2014年春に宅録ユニットとして活動開始し、9月には現体制の5人組に
2015年5月に1stアルバム『YASHINOKI HOUSE』をリリース
あれよあれよと言う間に7月には『FUJI ROCK FESTIVAL ‘15』に出演
「西海岸のはっぴいえんど」なんて言われるぐらい歌詞の日本語が印象的なバンドです!
筆者は洋楽も好きだし邦楽も大好きなので、どちらもよく聴きます
このネバヤンというバンドは、邦楽の楽しみ方の一つとも言える日本語詞の魅力をものすごく持っているバンドだと思うんです
日本のロックバンドでも、帰国子女で英語が堪能なヴォーカリストがまるで洋楽ロックのように英語詞の楽曲を歌ったり、日本語詞でも言葉自体にあまり意味のない歌詞だったりする傾向が強いなと筆者は思っているのですが…
唐突ですが谷村新司さんの名曲「昴」を思い出してみてください
心にジーンとくるような歌詞だと思いませんか?
- 分かりやすく共感しやすい日本語
- 日本人好みの歌謡曲テイスト
どこかの胡散臭い音楽業界の人みたいですが、こういう曲ってやっぱり日本人なら安心して抵抗なく聴けると筆者は思うんです
ネバヤンはロックバンドでありながら昔ながらの歌謡曲のテイストも兼ね備えつつ音楽やファッションでロックを体現できているバンドだと思うんです
そんなネバヤンについて色々な角度からその魅力を紹介していこうと思います
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メンバー紹介
- 安部勇磨(Vo.&Gt.)
- 阿南智史(Gt.)
- 松島皓(Gt)
- 巽啓伍(Ba.)
- 鈴木健人(Dr.)
下北沢あたりに行けば普通にその辺を歩いていそうな、本当に音楽が好きそうな5人組ですよね!このメンバー構成で何と言っても特筆すべきはギターを弾く人が3人もいるということでしょう!
大抵ロックバンドだと
- 4人編成でギタリストは1人
- 5人編成でギタリストが2人
いうのがセオリーなんですが
ネバヤンに関してはヴォーカリストが元々ギターヴォーカルという立ち位置になっている上にその他にギタリストが2人いるんです!
ロックバンドなんだからそんなにギターいらないだろ!
という古典的な考え方もありますが、ネバヤンの魅力の1つでもあるサーフテイスト溢れるギターのアレンジは3人のギターがきちんと役割分担されていてうるさくなくとても効果的に楽曲のアジになっています
ともすればギター3本もなってて
「何やりたいんだか分からないよ」となってしまいがちなんですが
そこはアレンジのセンスが光っている証拠だと思います
歌詞や雰囲気は違いますが、radioheadなんかも3本のギターを上手にアレンジしています
何気ない感じですが、トリプルギターってとてもセンスが問われるんですね!
音楽的特徴を紹介、歌詞の魅力に迫る!
明るい未来
さてこのMVや楽曲を見ても一目瞭然なのですが
良い意味でネバヤンの楽曲は「泥臭く、ブルージーな」という表現がぴったりくるんじゃないかと思います
- どこか懐かしく、日本人好みな歌謡曲的なメロディーライン
- ごくありふれた日常を切り取ったような歌詞
分かりやすいんですよね!
何でもないことをシレッと歌って人を感動させるってとても難しいことだと思います
下手すれば、日々の出来事をつらつらと歌っているだけのつまらないフォークシンガーみたいになってしまう危険性も秘めているでしょう
そうならないのは、ギターヴォーカルの安部勇磨の持っている人間的な魅力でしょう
- イケメンではないし
- スタイルがいいわけでもなく
- 歌が抜群に上手いというわけでもなく
- 奇抜なファッションセンスがあるわけでもない
(決して馬鹿にしているわけじゃないですよ!)
どこにでもいそうだけれど、独特のオーラ・雰囲気を持っている特殊な人物なんだと思います
ヴォーカリスト、フロントマンに必要なスキル・要素だと強く思っています!
MVに出演している女優さんは?
そしてもう1つ筆者が気になっていたのは明るい未来のMVに出演している女優さん
kanocoというモデルさんなんですね
MVの中では歌詞の内容に沿って何気ないカップルの日常を演じているんですが本当にいい感じ!
何か特別な仕掛けや演出があるわけではないのですが、kanocoさんの存在感がネバヤンの楽曲・MVを際立たせていますよね
- 何気ない歌詞
- 何気ない演技
「明るい未来」っていうネバヤンの何気ないメッセージがキラキラと輝いて見えるようです
まとめ
2000年代に入ってから、日本のロックシーンにも様々な動きがありました
- イカ天・バンドブーム時代を経て
- 90年代の音楽バブル期を迎え
CDが売れなくなったこともあり、いわゆるロックヒーロー的な存在がいなくなったと言えるでしょう!
しかし!!
全国には様々なジャンルのバンドが生まれてそれぞれのカラーを前面に出して活躍しています。
ネバヤンのように独特なオーラを醸し出すバンドが表舞台に出てくるようになったのも時代背景が絡んでいるような気がしてなりません
ネバヤンは21世紀に生まれた新しい日本のロックの方向性を示してくれるようなそんなバンドだと思います
はっぴぃえんどが日本のロックを導いてくれたように、きっとネバヤンがこれからの日本のロックを導いていってくれるような気がしてなりません