古坂大魔王
最近、巷を騒がせているピコ太郎のプロデューサーこと古坂大魔王
え?一体誰なの?と一瞬思われた方も多いかもしれません…が
実はキャリアの長い芸人さんなんです!
底ぬけAIR-LINEというコンビ(トリオ)でボキャブラ天国という番組に出演していたんです!
(と、説明すれば筆者と同年代の方であればピンとくる方もいるかもしれませんね)
ボキャブラで共演していた爆笑問題の田中さんやくりぃむしちゅーの上田さんとは大の仲良しのようで芸人仲間からは天才と言われています
彼の芸歴・プロフィールを紐解いていくと多才ぶりがよく分かります
お笑いだけではなく音楽家としても活動しバンドを結成していた時期もあるようです
単なるお笑い芸人としてだけではなく、本格的な楽曲を制作したり、DJとしての活動もこなしていく天才肌の人物だなというのが筆者の印象です
実際過去のネタ動画を見ていると
音楽・リズムネタをかなり初期から取り入れているようでお笑いと音楽のミクスチャーとも言えるような独自の世界観を持っていると言えるでしょう
なかなか一般ウケはしなかったものの、その集大成とも言えるような形でピコ太郎による世界的大ヒットを生み出したのかもしれません
そんな古坂大魔王についてミュージシャンの視点から分析して行ってみようと思います
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プロフィール
- 本名:古坂 和仁
- 生年月日:1973年7月17日
- 出身地:青森県青森市
- 血液型:A型
- 身長:186cm
PPAPのルーツ・分析
早速ですが「ピコ太郎」以前の古坂大魔王のリズムネタの元をいくつか紹介してみようと思います
まず紹介するのはこちら
テクノ体操(底ぬけAIR-LINE)
次に紹介するのはこちら
底ぬけAIR-LINE解散後に組んだ音楽ユニット「ノーボトム」の楽曲です
サンバ・ジャ・ネイヨ・ネブタ・ダヨ 2004(ノーボトム)
何か気づいたことはありませんか?
そうなんです、この2つの動画の共通点はピコ太郎の原型とも言える独特なステップ
(下の画像のようなダンス)
が既に取り入れられているという点なんです!
テクノ体操についてはバックトラックもPPAPと酷似していますよね
(古坂大魔王が作っているので当たり前といえば当たり前ですが…)
あくまでも筆者の独断と偏見ですが…
古坂大魔王にはかなり以前からPPAPのような高いポテンシャルを持ったネタ(作品)を作り出すことができたと言えるでしょう。
PPAPを分析すると
- 簡単なテクノ風の打ち込みのリズムによるバックトラックがあって、そこに古坂大魔王扮するピコ太郎という個性的なキャラクターが突然踊り出す
というベーシックなパートがありつつ
- なるべく簡単な単語を使用した、これといって起伏のないメロディーラインの歌が入ってくる
ということになると思います
テクノ体操やサンバ・ジャ・ネイヨ・ネブタ・ダヨに関しては
ベーシックは同じなんですが、天才肌の古坂大魔王が試行錯誤していろんな要素を組み込んだがために逆に「分かりにくく」なってしまっている感が否めません
つまり古坂大魔王の素の部分がブラッシュアップされて完成したのがPPAPであると言えると思います
PPAPに対しての外国人の反応を見ていると
「少ない単語しか使っていないので分りやすい」という反応が返ってきています
音楽でもヒット曲について考えてみると「サビで分りやすい単語をキャッチーなメロデイーに乗せて連呼する」というテクニックが多用されています
音楽に関しても、お笑いのネタに関しても
必殺のワードを分りやすく観客に届けられれば、それが面白さや音楽の美しさとともに人に伝わっていくのかもしれませんね!
まとめ
- お笑いネタ
- バンド活動と楽曲制作
古坂大魔王の多才ぶりはそれだけでは語り尽くすことはできません
イトーヨーカドーのCMソングを作成した上で、ちゃっかりCMにまで出演しちゃっているんです!
どちらかと言うとコミカルな路線の作風が売りの古坂大魔王ですが、カッコイイ路線の楽曲までプロデュースすることができるんですね!
筆者が何より凄いなと思うのはそのバイタリティです
お笑い芸人として一度ブレイクを果たしたにも関わらず、それに満足することなく音楽の世界に足を踏み入れ、さらにそれを糧として今まで積み上げてきたものをごちゃ混ぜにしながらもクオリティの高い作品を作り出し世界的にヒットさせたということは本当に並大抵のことではないと思います
芸人仲間からも天才と言われプレッシャーもあったのかもしれませんが、どこ吹く風
自分の中にあった才能を開花させたそのパワーはとてつもないものがありますね!
PPAPだけで終わることなく、これからも新たなチャレンジで我々の度肝を抜いてくれることを期待してやみません!