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Theピーズ
日本が誇るロックバンド
Theピーズというバンドを知っていますか?
1987年に結成された、いわゆる「イカ天」時代のバンド
メジャーデビューしたものの1997年に活動を休止してしまいます…
しかし
2002年に活動を再開し
地道ながらも活動を継続し
- SHIBUYA-AX
- 日比谷野外大音楽堂
- 日本武道館
節目に大会場でのライブを開催し、息の長い活動を現在も続けています!
メンバーは
ハル(大木 温之)Ba.Vo.
アビさん(安孫子 義一)Gt.
佐藤シンイチロウ Dr.
うーむ、シブいルックスですね!
筆者もバンドを組んでいるので
「バンド活動」ということがめちゃくちゃ大変だということは十分わかっているつもりです!
それにしたって数十年もバンドを継続させて
さらに…
徐々にその活動を前進させていくっていうことはもはや奇跡だと言っていいレベルでしょう
近所のオジさんが週末にスタジオに集まってコピーバンドをやるのとは訳が違います!
Theピーズのような素晴らしいバンドではないですが、筆者のバンドも15年活動を続けています。活動休止はありませんが、メンバー交代など紆余曲折を繰り返しています!
バンドマン目線でバンド長続きのコツを、ピーズの素晴らしさとともに考えていきたいと思います!
何故、バンドは解散してしまうのか?
さて、シンプルな疑問なんですが
何故、バンドは解散してしまうのでしょうか?
リスナー目線で考えると
- 好きなバンドはいつまでも続いて欲しい
- 新曲を次々と出して、頻繁にライブを行って欲しい
- いつまでも自分をワクワクさせてくれる憧れであって欲しい
書き起こしてみるとなかなかハードルが高いように思います
でもね…
バンドマンだって人間ですから
リスナーやファンの要望に100%答えることってできないんです…
生活だってありますし、家族だっています
そして音楽をやるような人間は大体自己主張が激しいです!
そんな人間が何人も集まって一緒に活動していくんです
- 人間なんで、感動を共有できることもあるしぶつかり合うこともあります
- しかもサラリーマンじゃないので活動するだけじゃあお金ももらえません
究極の自己満足ですね!
だけれども
- 音楽は人を感動させることができますし
- 音楽を演奏したり創造したりするのってとても楽しいし
とても奥が深いことなんです
気の合う仲間とずっと音楽を演奏することができたらとっても素晴らしい人生だなと思います
でも
人間はパーフェクトな存在ではないので
活動の中で問題が起こらないということはありえません
- でも、あれだろバンドなんて売れれば続くんだろ?
- 売れればお金が入ってくるから解散しないだろ?
という意見が聞こえてきそうです
いやいや、売れれば続くってことでもないんです!
考えてみてください
世界で最も成功したと言えるビートルズでさえ実質の活動は10年間だけなんですから!
- 音楽に対する考え方の違い
- 印税などのお金に関する問題
- 家庭などのメンバーの事情
上記のような事情が重なり合って負のスパイラルが起こったその時
バンドって解散してしまうんです…
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ピーズは何故活動を継続させられるのか?
ではTheピーズは何故活動を継続させることができるのでしょうか?
そこにTheピーズのバンドとしての魅力も隠されているような気がします
3ピースバンドだから
まず第一に挙げられるのは
3ピースバンドだからということでしょう!
単純にメンバー数が少なければ
意見の食い違いも少ないし、移動する時だって集まりやすいですよね!
これは何もバンドだけではないと思うのですが
人が集まって意思決定をするのには大きなエネルギーが必要です!
- 時には反対意見があったり
- 決定事項に文句を言う人がいたり
人が少なければ少ないほど、そういったストレス自体少なくなります!
インディーズバンドだから
一昔前までは
- バンドはメジャーデビューしてなんぼ
- 1流のレーベルからリリースしなきゃ売れない
なんていう風潮が音楽業界にもありました
90年代にCDがもの凄く売れた時代には、広告に大きなお金をかけられるメジャーレーベルでリリースをすることが「売れるバンド」への一番の近道でした
Theピーズもメジャーレーベルに在籍していた時期もありましたが、活動再開後からは主に自主レーベルでインディーズバンドとして活動をしています
でも考えてみてください!
「自分達の音楽を発信する」ということにフォーカスした場合
インターネットが普及した今の世の中ではメジャーもインディーズもほとんど垣根はありません
大きく売れるためにはメジャーレーベルに在籍するのが1番の近道だというのは今も変わりませんが、地道に自分たちのペースで活動をするのであればもはやメジャーレーベルに在籍するというのは必須事項ではないのです
先ほども述べましたが、意思決定をするのには人が少なければ少ないほどストレスが少なくなります。
メジャーレーベルに在籍すれば、必ず会社の大人達があれやこれやと意見を言ってくることは間違いないでしょう!
長く続けるためにはストレスが大敵です(笑)
自主レーベルを立ち上げ、活動自体のストレスを無くすこと
これもバンドを長続きさせるためのコツですよね!
目標・目的が明確だから
そして最後に挙げるのは、活動の目的です!
- 好きな音楽がやりたい
- 好きなバンドの曲をコピーしたい
- オリジナル曲を作りたい
- バンドで一儲けしたい
- アメリカンドリームを成し遂げたい
- 東京ドーム公演をやってみたい
バンドをやろうってんだから、いろんな野望があるかと思います
Theピーズが長くバンドを続けていられるのってすごくシンプルな理由からだと思います
- 好きな音楽を続けたい
- 好きなロックンロールを創り出したい
- 大きな会場でライブをしたい
あくまでも推測にすぎませんがきっとこれぐらいシンプルなものだと思います。
20周年、25周年と、節目のライブを大会場で行っていることから
- よりたくさんの人たちに自分たちの音楽を見て欲しい!
- 定番とも言える伝統のライブ会場でワンマンライブを開催したい!
ということが汲み取れます
しかもキャパシティをどんどんと大きくしているんです!
- SHIBUYA-AX (約2000人)
- 日比谷野外大音楽堂(約3000人)
目標値を高く設定しないとモチベーションも下がってしまいます
常に目標は高く設定しながらも、マイペースに確実に成し遂げていく
そうすることによって達成感も生まれて次の目標も立てやすくなるのでしょう!
ステップアップするためには
より良い音楽を作ってより良い演奏をしていく必要があります
こういった好循環を作り出してくことがとても大事だと言えるでしょう!
まとめ
バンドってその目的に応じていろんな形があると思います
一発当てて金を儲けてやる!
ということであれば
- 流行を意識した曲作り
- メジャーレーベルへの売り込み
- メンバー間での意見交換
- 休む間も無く活動
いろいろなものを犠牲にして音楽に身を捧げる覚悟が必要になります
しかし…
いろいろなライフスタイルや価値観が生まれてきた今日においては
売れる=バンドとしての成功
ではなくなってきたのではないかと思います
どんな形であれ
- 自分たちのペースで
- 自分たちの好きな音楽を作り
- 自分たちの音楽を愛してくれる人と価値観を共有する
ということができるバンドも高く評価されるようになりました
Theピーズはまさにそれを体現しているバンドなのではないでしょうか?
ドカンと大きく売れるのも難しいことですが
ピーズのような息の長い活動を続けていくこともとても難しいことだと思います
どちらが良いという訳ではないですが「難しい」とされることを乗り越えたバンドにはそのバンドにしかない「良さ」が必ず備わっています
とどめをハデにくれ
これからもTheピーズの活動がどのように熟成していくのかとても楽しみですね!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!