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デヴィッド・ボウイ
言わずと知れたイギリスが誇るマルチミュージシャン・グラムロック界の重鎮です。
- 様々な楽器を操り
- 曲を作り
- 時には宇宙からやってきたロックスターを演じてみたり
- 火星からバンドを連れてきてみたり
とにかく見ている人達の度肝を抜き続け、魅了してやまないデヴィッド・ボウイですがミュージシャンとしてのキャリアだけではなく
俳優としてもとても長いキャリア・素晴らしい経歴を持っているんです。
デヴィッドボウイと映画との接点・そして彼の魅力についてここで紹介していきたいと思います。
主な出演映画
戦場のメリークリスマス(1983年)
まずはあまりにも有名なこの作品
主演のボウイのほか
- 坂本龍一
- ビートたけし
- 内田裕也
等、豪華なキャストが集結した戦争映画。ジャワ島の日本軍俘虜収容所を舞台に、イギリス人俘虜と日本軍人の複雑な心の動きをつづった名作です。
ボウイと教授のキスシーンはあまりにも有名ですよね
ツインピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(1992年)
アメリカ北西部のツイン・ピークスという町で少女の変死体が発見されて、事件を捜査するために捜査官が派遣されてくるわけなんですが捜査中に蒸発。そして、行方不明になっていたまた別の捜査官が急に現れては消えてしまうという
予測不能の展開が見所の映画です
1992年の公開ですが、24シリーズで有名なキーファーサザーランドも出演していたりします!
ボウイは捜査官役で出演しています。
バスキア(1996年)
ユニクロのTシャツにまで絵が使われていたりする世界的に有名なアメリカの画家の伝記映画です。
バスキアという画家が世に出て注目を浴びるまでのストーリーや、富や名声を得て傲慢になってしまった彼のもとから友人や恋人が去っていき、27歳の若さで亡くなってしまうまでを描いた映画です。
ボウイは何とあの「アンディ・ウォーホル」役で出演しています。主演でなくとも、存在感を持っている彼は重要な役になることが多いようですね!
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デヴィッドボウイと映画との関連
俳優としても輝かしいキャリアのあるデヴィッド・ボウイですが、彼の本業とも言えるミュージシャンとしての側面から映画との関連を探っていきます。
ボウイは彼の代表作の1つとも言えるZiggy Stardustというアルバムで「宇宙からやってきたロックスター」というコンセプトのもと派手なメイクを施しさらに火星から連れてきた「スパイダースフロムマーズ」というバンドを従えて世界中を虜にして大ブレイクしたという経緯があります。
冷静に考えたら本当に突拍子もないアイディアだと思いませんか?
しかし、彼の手にかかれば本当にそのファンタジーのような世界を具現化しその中に観客を引きずり込んでいく、そんな魔法使いみたいなことを実際にやってしまうんですから凄いですよね
まるで音楽会のウォルト・ディズニーだなと筆者は思っています。
映画に関しても同じようなことが言えると思います。
非日常を描いて、その世界に浸ることで得られる高揚感は言葉では表せないくらい素敵なものですよね!
そんなボウイの楽曲は映画でもたくさん使用されています。
最近だとアカデミー賞にもノミネートされているマットデイモン主演の「オデッセイ」という映画でZiggy Stardustに収録されているStarmanという彼の楽曲が使用されています。
映像と楽曲がリンクして映画の重要な場面を盛り上げることができるマジックは彼の楽曲の持っているパワー・世界観があってこそなのかもしれませんね。
まとめ
映画というものは大きくとらえればアートに分類されるジャンルだと筆者は思っているのですが、デヴィッド・ボウイと映画との密接な関係を考えると
デヴィッド・ボウイの存在そのものがアートなのではないか?とも思えてきます。
彼からにじみ出ているアートな感覚が映画との相性抜群なのでしょう。2016年に亡くなってしまった彼ですが残された作品から輝きがなくなることはないでしょう。
むしろこれからも生み出される映画でも彼の楽曲が使われてなおいっそう輝きを増していくのかもしれません。