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エレファントカシマシ
ついにデビューから30年を迎えたエレファントカシマシ
デビュー時からその唯一無二の存在感で日本のロックシーンでの重要な役割を果たし、結成から現在に至るまで紆余曲折ありながらも1度もメンバー交代をせず、ひたすら走り続けている現在進行形のロックバンドです
TVなどのメディアでは圧倒的な歌唱力と特異なキャラクターでバンドを牽引する宮本浩次に注目が集まりがちですが…
いやいや、他のメンバーのことを忘れてはいけません!
エレカシに限ったことではないのですが、世間の注目を浴びるのは存在感のあるボーカリストというケースが多いのですが!バンドマンとして一言言わせてもらいたい!
バンドはボーカルだけで成り立っている訳ではないんです!
と、ちょっと熱くなってしまいましたが
あくまでバンドマン目線でエレファントカシマシというバンドの魅力について迫っていこうと思います!メンバーのプロフィールや使用機材についてどんどん分析していこうと思います!
最後までお付き合いくださいね!
メンバーのプロフィールを紹介!バンド名の由来は?
Vo.宮本 浩次(みやもとひろじ)
- ニックネーム:ミヤジ
- 出身地:東京都北区赤羽台
- 誕生日:1966年6月12日
- 血液型:O型
Gt.石森 敏之(いしもりとしゆき)
- ニックネーム:石くん
- 出身地:東京都北区赤羽
- 誕生日:1967年3月18日
- 血液型:O型
Ba.高緑 成治(たかみどりせいじ)
- ニックネーム:成ちゃん
- 出身地:東京都中央区月島出身
- 誕生日:1966年4月15日
- 血液型:B型
Dr.冨永 義之(とみながよしゆき)
- ニックネーム:トミ
- 出身地:東京都北区赤羽出身
- 誕生日:1966年4月14日
- 血液型:B型
メンバー全員が東京出身なんですね!
東京の地元の人たちって、地方と同じように「東京の人」ならではの個性があったように思います。エレカシのメンバーも東京が地元なので「東京の音楽好きな人々」が持っている独特のオーラを纏っているような気がするんです
決して派手ではないし不器用なんだけれど、1つのことをとことん追求する研究熱心な人たちが多かったような印象があります(もちろんいい意味で)
飾らない彼らの人柄がそのままエレカシのカラーになっているような気がします
- 中学の同級生だった宮本と石森、冨永が高緑を誘うという形で集まった同級生4人組
- 映画「エレファントマン」と「かしまし娘」の響きを組み合わせてノリで作ったバンド名
バンド組んで有名になろうとか、1発当ててやろうという野心があった訳ではないのでしょうがこう行った自然な成り行きで結成されたバンドって長続きする傾向があると思います
家族とは違うけれど同じ趣味や夢を共有している運命共同体
バンドってそういうものなのかもしれませんね!
サポートメンバーも紹介!
Gt.ヒラマミキオ
元、東京事変のギタリストと言えばピンとくる方もいるかもしれません!ギタリストのヒラマミキオさんは、もはやエレカシのライブで音源のアレンジを再現する時に無くてはならない存在だと言えるでしょう
CDなどの音源ではアコースティックギターの上にエレキギターを2本ダビングしたり多重録音が当たり前なんですが、4人編成のバンドでこれをライブで再現するのは物理的にどう頑張っても無理なんです
サポートであるヒラマさんがアコギを弾いて、石くんがバッキング、ミヤジがソロを取ると言ったようなパート分けもできたりするし、時には3人エレキギターを弾いている曲もあったりしてその重厚なアンサンブルはとても聴き応えがあります
Key.村山 潤
最近のツアーでキーボードを担当しているのはFLOWER FLOWERのキーボーディスト村山さん
エレカシの曲の中でも「歌モノの側面が強い楽曲」に関しては鍵盤アレンジが加わるとより一層世界観が広がります!ここ最近のツアーでは各時代の楽曲が演奏されるので歌モノを演奏するときにはキーボードサウンドが欠かせませんよね
彼のような年下のメンバーがサポートに入ることによってサウンド面でも人間関係の面においてもたくさんの刺激を受けるはずです!外からの刺激ってどんな組織においても重要な要素なのかもしれませんね!
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宮本と石森の使用ギターを紹介!
エレカシをサウンド面から分析していくと、やはりギターサウンドがその中核を担っていると言って良いでしょう。シンプルな編成のロックバンドなので、楽曲に色どりを加える役目をギターが担っているわけなんです
ミヤジと石くんの代表的なギターを1本ずつ紹介しようと思います!
宮本 浩次(ジャーニーマン ストラトタイプ)
ミヤジと言えば
- 黒いストラトタイプのギター
- テレキャスの形をした通称「ミヤモトキャスター」
の2本が有名ですが(どちらともオーダーメイド)
今回はジャーニーマンのストラトタイプを紹介します!
ジャーニーマンは佐久間正英さんが立ち上げたプロ御用達のギターブランドで90年代から00年代にかけて一世を風靡しました(GLAYやジュディマリ等、佐久間さんプロデュースのアーティストがたくさん使用していましたよね)
いわゆる佐久間サウンドには無くてはならないとても高品質なギターです
フェンダーのような泥臭さはありませんが、素直なサウンドが特徴です
佐久間さんはレコーディングの際、ミュージシャンにちょっとした演奏のコツやサウンドメイキングのポイントを伝授していたようでその中でジャーニーマンやトップドッグの楽器がより良いサウンドを作り出すための必須ツールとなっていたのでしょう
彼の中にある理想のサウンドを追い求めて作られたブランドだけあって品質は折り紙つき、佐久間さんが亡くなった今でもミヤジがこのギターを使っているのを見ると何だかジーンと来ますよね!
石森 敏之(Gibson Les Paul )
石くんと言えばゴールドトップのレスポールが印象的ですよね!
彼はフェンダーやギブソンのようなオーソドックスなギターをたくさん使用しています
ミヤジがシングルコイル系を使用することが多いのに対してハムバッキング系を石くんが使っているのはバンドアンサンブルの視点から考えるととても効果的です!
音域、音質がカブらないですからね!
それぞれが効果的なフレーズを弾いていたとしても音域や音質が被っていたらそれぞれの良さを打ち消しあってしまいます。ミヤジと石くんのチョイスはかなり理にかなっていると言って良いでしょう
まとめ
エレファントカシマシの楽曲はほぼ宮本が作詞と作曲を手がけています
(例外として共作した曲が数曲と、冨永が作詞作曲した曲が存在する)
歌い手の世界観を120パーセント伝えるためにもこれは有効な手段だと言えるでしょう!
ミヤジが自分の中にあるモノを作品として書き起こし歌を通してアウトプットしているためにエレファントカシマシの中において宮本の世界観がとても大きなウェイトを占めているのは事実です
しかし!
「エレカシはミヤジのワンマンバンドではない」ということを筆者は声を大にして言いたい!
バンドというのは生き物のようなもので、時を経て成長していくものだと考えています
30年という長い年月をかけてエレファントカシマシは色々な姿を我々に見せてくれました!メンバーそれぞれの思いや、生活環境などがサウンドに直結していると言っても良いでしょう
- デビューしてから混沌とした世界観をこれでもかと世に出し続けたエピック時代
- ブレイクへの道のりを確かなものとしたポニーキャニオン時代
- 原点回帰しバンドサウンドに立ち戻った東芝EMI時代
- さらなる表現の場を求めてあらゆる可能性にチャレンジし始めたユニバーサル時代
その時々でこんなにも雰囲気が変わるのか?というぐらい変幻自在な姿を見せてくれるエレカシのようなバンドってとても稀だと思います。常に良いものを生み出したいという思いがあるからこそ変化し続けられるんでしょうね
もしエレカシがミヤジのワンマンバンドだったら…
こんなにもバンド雰囲気が変わるということは無いと思うんです!ミヤジのカラーが前面に押し出されてサウンド面や演奏力のみがどんどん積み上げられていくようなバンドになっていたかもしれません
ミヤジ以外のメンバーがいたからこそ、変化を遂げられたはずだし
ミヤジ以外のメンバーがいたからこそ、ヒット曲を作れたんだろうし
ミヤジ以外のメンバーがいたからこそ、解散せずに続けられたんだと思います
バンドマジックというやつですね!
バンドをやる一番の醍醐味ってこういうところだと思うんです!
未知なる輝きを求めてこれからもエレファントカシマシは変化し続けてくれるでしょう!変化することこそロックバンドの醍醐味だしバンドの活力だと筆者は考えます
これからも筆者は
「エレカシの活動」
「エレカシの新曲」
「エレカシの変化」
から目が離せません
最後まで読んでくださってありがとうございました