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Silent Siren (サイレントサイレン)
2012年にメジャーデビューしたSilent Siren (サイレント・サイレン)
日本で1・2を争うガールズバンドに成長して、日本武道館を満員にするぐらいの人気バンドとして認知されている彼女たちですが…
実際のところ演奏ってどうなの?プロとして遜色ないテクニックはあるの?というような演奏面への疑問が必ずと言っていいほどついて回ってしまうのが世の常でございまして…
彼女たちの簡単なプロフィールから使用機材、演奏のテクニックまでギタリストである筆者が解説していこうと思います
最後までお付き合いくださいね!
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プロフィールを紹介!読モ出身の精鋭ぞろい
- ボーカルギター:吉田菫(すぅ)
- ドラム:梅村妃奈子(ひなんちゅ)
- ベース:山内あいな(あいにゃん)
- キーボード:黒坂優香子(ゆかるん)
今更ですが、メンバーはこの4人
注目すべきは4人編成だけれども、ボーカルがギターを弾いているというのとキーボードがいるという事でしょう。一般的な4ピースのバンドであれば、ボーカルが歌に専念するということが多いのですがボーカルが常にギターを弾いている上にキーボードのメンバーがいることによってアレンジの幅も広がるので楽曲がより華やかになるんです!
見た目だけでも相当華やかな彼女たちですが、楽曲もビジュアルに負けないようにとても華やかなアレンジになっています!
見た目だけじゃないぞ!という彼女たちの意思が伝わってくるようですね!
ボーカルギターすぅの使用機材を紹介!気になるテクニックは?
全ての楽曲の作詞作曲を担当しているすぅこと吉田菫さん
本当にミュージシャンなのか?と疑いたくなるほど可愛いですよね!天性のカリスマを備えた才色兼備のアーティストだと筆者は思います
使用している機材を見ていると、音楽へのこだわりや愛情がとてもよく伝わってくるんですよ!
Fender American Vintage 65 Jazzmaster
ライブの映像やMVを見ていると頻繁に使われているこのギター、FenderのJAZZ MASTERというギターです。ギタリスト界隈では「ジャズマス」と言われているギター、これ結構マニアックなチョイスだと思うんです。
同じFenderのギターでも、シンプルで使いやすいテレキャスターやサウンドメイキングのバリエーションの多いストラトキャスターのような代表的な機種を選ぶならともかくはっきり言って使いにくいギターの代表とも言えるジャズマスを選んでいるあたり普通じゃないなと思います。
決して悪い意味で言っているのではありません!使いにくいギターですが、独特のルックスやジャズマスならではのサウンドは他のギターでは出すことができない大きな武器となるからです
他のガールズバンドと一線を引くという意味で、このチョイスはかなり的を得たものだと言えるでしょう。やはり売れるバンドには理由があるということですね!
ESP Original Suu Custom build Les Paul Type “Espin”
ジャズマスのようなマニアックなギターをチョイスしていたかと思えば、女の子らしいピンク色を取り入れたオリジナルのギターも製作しているみたいですね!
アーティストのオリジナルモデルの最高峰とも言えるESPのこのギターは、レスポールと同じシェイプでハムバッカーが2つついたギブソン系のギターです。またしてもマニアックだなと思うのはFホールがついていること。Fホールがついているということはセミホロウボディのような構造になっているはず。通常のソリッドギターとはキャラクターの異なるサウンドを得られます!
あと、Fホールってやっぱり見た目がオシャレですよね!すぅさんらしいルックスとサウンド両面にこだわった仕様のギターだなという印象です!
ちなみに足元はどんな感じなのか?ちょっと見てみると
マーシャルやBOSSの歪みエフェクターの他にRATなんかも置いていたり、歪みエフェクターが3つ以上組み込まれています。楽曲の雰囲気や、曲の中での展開によって歪みの度合いやサウンドのキャラクターを切り替えているのかもしれませんね!
ここまで考えているんですね!
ここまで見ていれば、もうお気づきだとは思いますがすぅさん相当マニアックですから、笑
まとめ
最後にバンドのミュージックビデオを見て見ましょう
FUJIYAMA DISCO
テレキャスターを使った16ビートのカッティングから、ベースのスラップに突入
そして「フジヤマディスコ」って高らかに歌ったかと思えば、バブル期を彷彿とさせるジュリアナ風のリフをキーボードが弾きまくるという何とも凄まじいインパクトの楽曲!彼女たちがブレイクするきっかけにもなった原宿がロケ地になっているみたいで、本当にコンセプトを大事にしているバンドだなというのがよく分かります!
単なる読モ出身の4人組が組んだガールズバンドだというだけではなく、ショウビジネスとしてしっかり考え抜かれた本当に面白いバンドだなというのが筆者の感想です。似たようなバンドや二番煎じのようなバンドが乱立している音楽シーンの中に置いて、一見するとダサく見えがちなガールズバンドですが音楽的なバックグラウンドがしっかりとしているので全然ダサく見えないんですよね!
歌詞や振り付けなんかはとても可愛いので若い世代の女の子も親しみやすいし、音楽が好きな筆者のようなおっさん世代も演奏とルックス両方で楽しめる本当に素晴らしいバンドだなと思います。音楽的な裏付けがあるのでこれから年齢を重ねていっても面白い存在になるのではないか?と思います!これからの活動がとても楽しみですね!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。