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トム・ミッシュ(Tom Misch)

イギリスが生んだ若き天才トム・ミッシュ

ここのところ世界の音楽シーンであまり見かけないタイプのアーティストですね!エレキギターを抱えて縦横無尽に弾きまくりつつ圧倒的なヴォーカルでオーディエンスを虜にしてしまいます。

何が珍しいのかって、ここ数年の音楽シーンでこんな分かりやすいギターヒーローってなかなか現れていなかったからなんです。ジョン・メイヤーが出てきた時は衝撃でした!21世紀にもなってブルージーなギターフレーズを武器に爽やかなポップソングをしゃがれた声で歌うその姿はまさに新世代のギターヒーローそのものでした。

トム・ミッシュはそんなジョンメイヤーに影響を受けたさらに下の世代のアーティスト。こうやって音楽ってのは受け継がれつつ進化していくんだなぁ…としみじみしてしまった筆者です。レベルは天と地ほど違いますが、同じギタリスト目線で彼について色々と紹介していこうと思います!

 

最後までお付き合いくださいね!

気になる使用ギター・アンプ・エフェクターを紹介!

楽曲だけを聴くと「とても洗練された音楽だな」という印象を受けるんですが、実際に演奏しているその姿を見ると、シブいサンバーストのストラトを割と高めの位置に構えてとてもラフな格好で演奏しているトム・ミッシュ。このギャップがまたイイんですよね!

この画像だけ見ているとまるでブルースのカバーをしている大学生のバンドかと思ってしまいそうですが、音楽というのはいかにアイディアが大事なのかということがよく分かります。先人達が使っていた楽器を手に取っても、彼はフレーズやアイディアをそのままマネしてしまうのではなく使う音色やコード進行を工夫して全く新しいジャンルを作り出しています。

テクノロジーが進化した21世紀、ギター・ベース・ドラム・キーボードという編成にこだわらず様々な編成で面白い音楽が次々を生み出されていますが、あえてバンド編成で新しい境地を切り開こうとしているトム・ミッシュの姿勢が見えてきます!

Fender USA John Mayer Stratocaster

トム・ミッシュが主に使っているのはサンバーストのストラトキャスター!彼がフェイバリットに挙げているジョンメイヤーのシグネイチャーモデルです。ジョンメイヤー が敬愛しているスティーヴィーレイヴォーンが使っていた1960年代前半のストラトキャスターに影響を受けた作りになっています。

サンバーストカラーにローズウッド指板、そして大きめのフレットが打ち込んである仕様はまさにスティーヴィーのストラトそのまんまです…が、出てくる音は古臭いイメージではなく高音域が綺麗に出る「最近のストラト」という感じのサウンドです。そこまで考えてこの楽器を選んだのかは分かりませんが、あえてヴィンテージの楽器を選ばず年代が新し目の楽器を選ぶことによってサウンド自体も古臭くならず、結果としてトム・ミッシュの楽曲の「新しさ」を作り出す要因の1つになっています。

Fender Deluxe Reverb

使っているアンプもこれまたシブいデラックスリバーブ、通称デラリバです!デラリバも年代によって仕様が異なりますがトム・ミッシュが使っているのは60年代に作られていたブラックフェイスのリイシューモデルだと思われます。ライブの映像を見ているとデラリバを2つ並べてステレオで音を出しているのが分かります。

普通にこのアンプを使うと枯れたようなどこか懐かしいサウンドを作ることができますが、トム・ミッシュは全く発想が違います。フェンダーアンプの十八番とも言えるクリーントーンをベースにしてエフェクターの特性を生かしてアーバンな響きを作り出しています。アンプに関してもギターと同じ。昔ながらの信頼性のあるモノを選んでいますが、使い方に工夫を重ねています。

STRYMON BIGSKY Reverb

では、トム・ミッシュはサウンドメイキングの際どんな工夫をしているのでしょうか?ズバリ、それはエフェクターです!使用しているギターやアンプと対照的にエフェクターはここ数年ギタリストの間でよく使われているブランドを多用してとても面白い音作りをしています!彼が使用しているエフェクターをいくつか紹介していきましょう。

まずは高品質なペダルエフェクターでアーティストから圧倒的な支持を得ているストライモンのリバーブBIG SKYです!使ったことがある人なら分かるんですがストライモンのエフェクターは本当に素晴らしい!の一言につきます。トゥルーバイパス仕様なので音の劣化も無く、ギターのサウンドをごく自然に1つ上の次元に昇華させてくれるんです。大げさだと言われればそうかもしれませんがギタリスト目線で大げさでなければリスナーにその変化は伝わりません。浮遊感溢れるトム・ミッシュのギターサウンドの要になっていると言っても過言ではないでしょう。

Electro-Harmonix Micro POG

彼のトリッキーなソロサウンド作りに一役買っているエレハモのオクターバーMicro POG

こういう飛び道具的なエフェクターって使うのがとても難しいんですよ、スタンダードなフレーズに味付け程度のつもりでかけたら主張しすぎてしまってどうしようもないから結局使わなくなってしまった!なんてことがザラにあります(筆者はそのパターンでした)サウンド自体がとてもパンチのあるものになるのでその分「出すぎたフレーズ」ではなく「シンプルなフレーズ」が求められます。

楽曲を殺さず、その上でギターでほんの少し主張を加えたい。トム・ミッシュのギタープレイからはそんな奥ゆかしさみたいなものも感じられます!こんな強力なエフェクターをサラッと使いこなしているあたり彼はセンスの塊なんだなぁということが分かりますね!

BOSS DD-7

リバーブとオクターバーにパンチのある機種を選んでいるトム・ミッシュ。さぞかしディレイも個性的なモノを使っているんだろうなと予想していたら実際使用しているのはもはや世界のスタンダードになりつつあるBOSSのデジタルディレイDD-7なんです。

BOSSのデジタルディレイだと侮るなかれ、進化を続けているこのシリーズの最新版でコンパクトなボディの中にいくつものディレイサウンドが封じ込められています。BOSSの名機DM-2のモデリングサウンドやトリッキーなサウンド作りに欠かせないリバースディレイやモジュレーションのかかったディレイまで使えるんです。

もはやデジタルディレイの枠、飛び越えてますやん!

思わずエセ関西弁で言ってしまいましたが、シンプルなデジタルディレイだと一括りには言えない多機能ぶりですね。このシリーズの最大の特徴は「クセのなさ」だと思います。ストライモンやエレハモのようにゴージャスさやアクの強さというモノがありません。前述の2つのエフェクターと併せて使うにはもってこいだと思いませんか?

こうやって使用エフェクターをいくつか眺めているだけでも、トム・ミッシュがサウンド作りに時間をかけ工夫を重ねているということが伝わってきます。考えに考え抜いているけれど、そのようには見せずサラッと弾いてしまう所がまたニクいなと思います!

サウンドメイキングって本当に面白いですね!

 

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まとめ

さてさて、前項までの情報を元に彼のライブ映像を見てみましょう!

ギター弾きまくっていますね!

 

ですが…

 

ダサくない!

 

これってめちゃくちゃ重要なことなんですよ!ギターソロをこれでもかと弾きまくったギターヒーローが脚光を浴びていたのはもはや過去の話、間奏に何小節もギターソロが入っているような楽曲も最近ではあまり耳にすることが無くなってしまいました。リスナーの価値観やアレンジの流行も時代と共に変化します!そんな中でギターソロを弾くようなギタリストの数が年々減っているような気がしていたのですが…

そんな中に突然現れたのがトム・ミッシュなんです!

正直筆者は彼を見た時とても嬉しかったんです!ここ数年の音楽シーンを眺めていて、ギターという楽器が時代の流れと共に必要とされなくなってしまうんではないか?ギターという楽器を弾いていること自体が「ダサい」と言われるようになるのではないか?と考えてしまうこともしばしばでした。そんな考えを吹き飛ばしてくれたのが彼だったんです。

ギターはダサくない!まだまだ可能性を秘めた楽器である

トム・ミッシュの存在が音楽シーンにそう語りかけているような気がしてなりません。これからの彼の活動がとても楽しみですね!

 

最後まで読んでくださってありがとうございました



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