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AC/DC
いやぁ、悪そうな人達ですね!
泣く子も黙るロックバンドAC/DCです!
オーストラリアが生み出したモンスターバンド、世界的なロックアイコンだと言っても過言ではないでしょう。
- シンプルなコード進行
- 印象的なギターリフ
- 延々と続く8ビート
どこをどう切り取ってもロックのお手本のような曲を結成以来作り続け、21世紀になってもそのスタイルを変えることなく現在もスタジアムクラスの会場をファンで一杯にするほどの人気を誇っています。
そんなAC/DCのリードギタリスト、アンガス・ヤングにスポットを当てて紹介していこうと思います!
Angus Young (アンガス・ヤング)
トレードマークのGibson SGを抱え縦横無尽にステージ上を暴れまわりつつ、積み重ねられたマーシャルのスタックアンプから轟音を響かせるまさにギターヒーロー
- ブレザー
- 半ズボン
- ランドセル
- ハイソックス
書き起こしてみるとなんとも奇妙な衣装を身にまとってステージ上を所狭しと動き回ります!
AC/DCのサウンドの要とも言える、兄のマルコム・ヤングとアンガスのギターのアンサンブルはAC/DCのサウンドの要となっています
- アンガスは結成以来、一貫してGibsonのSG
- マルコムは結成以来、一貫してGretchのDuo Jet
この組み合わせを結成以来一度も変えることなく続けてきたのです!
そしてエフェクター類は一切使用せずアンプ直!
潔い…
もはや職人芸とも言えるこの組み合わせからAC/DCの基礎が作られていきました。
何より筆者がすごいと感じるのは、バンドの顔とも言えるヴォーカリストが度々交代しているにも関わらずバンドの歩みを止めず、さらに世界的な人気を維持し続けているところだと思います。
これはやはり
- アンガス・ヤングのカリスマ
- マルコムとの組み合わせから生み出されるシンプルかつ印象的なギターリフ
- 徹底して貫かれているロック音楽へのリスペクトとこだわり
これらの要素が他の誰にも真似できないAC/DCの唯一無二のサウンドを作り上げているからだといえるでしょう!
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サウンドの要、アンガスの使用機材!
Gibson SG
まずは使用ギターは言わずと知れたGibsonのSG
- 悪魔みたいな形
- 軽さ
- ダブルカッタウェイであるが故の弾きやすさ
これらの理由からアンガスはSGを選びました。
レスポールとの大きな違いは使用されている木材が違うということです
レスポールはマホガニーのボディにメイプルトップという組み合わせなのに対してSGはマホガニーのボディ、マホガニーのネックというようにシンプルな作りになっているのが特徴です。
どのような効果があるかというと、レスポールはメイプルトップであるが故にサウンド全体が引き締まった印象になるのですが、SGは音が暴れるのが特徴です
ラウドなサウンドを作るということに関してはレスポールよりも秀でているのかもしれません!アンガスがSGを直感的に選んでいるのも、この特徴があったからかもしれませんね!
Marshall JTM45
マーシャルの草創期からギタリストに使われ続け、現代においてもリイシュー作品が次々にリリースされるなどマーシャルの基本とも言える代表機種です。
現代の音楽シーンで主流となりつつあるハイゲインタイプのアンプとは違いかなりボリュームを上げなければ歪まないように作られているのでとても大きな音が出るのが特徴です。
アンガスはSGとこのオールド・マーシャルの組み合わせでサウンドメイキングをするのですが、あれだけヘヴィーなイメージのあるAC/DCのサウンドですが実はあまり歪ませないようにセッティングして使用しているんです。
じゃあ何であんなに重厚なギターサウンドになるの?
という疑問が湧いてくるかもしれません
それは前述したマルコムとのギターのアンサンブルやシンプルなコード進行やリフによって重厚なサウンドになっているように聴こえるからなんです。
音質自体はクリーンだったとしてもギターのフレーズやコード進行によって重く壮大な響きを作り出すことができます!シンプルであるが故、音符と音符の間に余裕ができて楽曲自体も壮大に聞こえるようになるんですね!
例えばU2なんかも、シンプルなリフとコード進行の組み合わせて壮大なアレンジを作るのが上手です。
とか偉そうに解説してみましたが、きっと彼らは理論立てて曲を作っているわけではないでしょう!理屈で作りこんだロックなんて理屈っぽく聞こえて面白みに欠けてしまいますからね
きっとロックが好きなアンガスがロックを追求して辿り着いた形が自然とAC/DCのスタイルそのものになっていったのでしょう!
まとめ
数十年に及ぶ活動の中、AC/DCは幾度となく危機を乗り越え現在まで走り続けてきました。
今、AC/DCは新たな危機に直面しています
- サウンドの要であるギターアンサンブルの相棒マルコム・ヤングが再起不能となってしまったこと
- ドラマーのフィル・ラッドが脱退してしまったこと
- vo.のブライアン・ジョンソンがその最大の武器であるハイトーンヴォイスを繰り返し使い続けたことによる喉の消耗が激しいこと
命を削ってバンドを続けてきたんです
高齢になって身体的に衰えてきた部分があるのは確かです
しかし
筆者がAC/DCのライブを観に行った時の事
アンガスがステージに現れ独特のステップでギターを弾きはじめたまさにその時、まるで若返ったかのように全身にオーラをまとって輝きを放っていたのを今でも鮮明に覚えています!
なんだか魔法みたいですよね!もしかすると気持ちはいつまでもバンドを始めた頃から何一つ変わらないのかもしれません!
もしかしたらアンガスのサウンドの秘密は
- ロックに対する気持ち・愛情
- 変わらないステージや作曲に対する情熱
そんな精神的・抽象的な所が理由なのかもしれませんね!
きっと結成から何1つ変わっていないのはその部分なんだから!きっとこれからも素晴らしいギターサウンドとロックンロールワールドを我々に見せてくれることを期待しています!