BiSHとは?
空前のアイドルブームの中、全国各地にアイドルグループが誕生し、もはや飽和状態となりつつある昨今
- 様々なコンセプト
- 地域性
- 握手会等のイベント
あらゆる手段で他のグループとの差別化を図り、アイドル達が群雄割拠する21世紀の日本音楽シーン
ロックバンドをやっている筆者が注目するのは
楽器を持たないパンクバンドとも評されるアイドルグループ
そして自らを
新生クソアイドルであると、高らかに宣言し2015年に活動を始めた
BiSH(ビッシュ)というグループを紹介していこうと思います
メンバー紹介
- アイナ・ジ・エンド
- セントチヒロ・チッチ
- モモコグミカンパニー
- ハグ・ミィ
- リンリン
- ハシヤスメ・アツコ
の6人組
センス抜群ですね!
気をてらった感じもなく、それでいて印象的なメンバー名ですね!
ツイッターのフォロワー数が一定に達していないと紹介してもらえないというサバイバルを勝ち抜いてきた6人だけあって強者揃い
「かわいい」というだけではなくユニークなセンスも持ち合わせたグループだと思います
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BiSを手がけた渡辺淳之介氏がプロデュース
BiSHというグループ名を聞いてピンと来た方もいるのではないでしょうか?
2014年まで活動していたBiSというグループがいました
Bis
全裸PVなど、今までのアイドルの概念を打ち破る活動を行って惜しくも2014年に解散したBiS
このBiSを手がけていた渡辺淳之介氏が新たに手がけたのがBiSHなのです。
そもそもBiSというのは
Brand-new idol Society の頭文字をとってBiSだったわけなのですが
これに対してBiSHは
Brand-new idol SHIT の略称なんですね
日本語に意訳すると「新生クソアイドル」ということらしいですが
なんとも強烈なネーミングです!
ちなみに1stアルバムのタイトルはそのままBrand-new idol SHIT が使用されました!
自称:楽器を持たないパンクバンド
なぜ彼女達は自分達のことをこのように称するのでしょうか?
百聞は一見に如かず、このMVを見てください!
DEADMAN
完全にハードコアパンクバンドですね
そもそも曲のタイトルがDEADMANですからね!おおよそアイドルの楽曲とは思えないタイトルです。
こうしたBiSHの楽曲を手がけているのが音楽プロデューサーの松隈 ケンタ氏
渡辺淳之介氏とのコンビでBiSの楽曲全てを手がけてきた音楽プロデューサーなんですが、この人の手がける音楽がこれまたロックなんですよね
大好きなギタリストがピートタウンゼントだという松隈氏、ギター会の破壊王をリスペクトする彼がアイドル界の破壊王を手がけているといったところでしょうか!
楽曲だけでなく、ステージアクションにもロックレジェンド達からの影響を感じさせる荒技を使いまくるBiSH
客席にダイブしたり
客に馬乗りになったり(ちょっと羨ましい(笑))
過激ななステージアクションで有名なイギーポップやギターウルフに負けず劣らずのステージを繰り広げています!
前代未聞ですね…!
もはや余計な説明は不要でしょう、これだけのことをやってのけるBiSH
楽器は持っていませんが、やっていることはパンクそのものです。
ステージに立ったことのある人なら分かるのですが、一見シンプルに見えますがステージに立ってこういう過激な行動をするというのはとてつもなく勇気がいるし失敗すれば「頭のおかしい人」という烙印を押されてしまう紙一重な行動でもあるのです。
これをステージアクションの1つとして完成させている彼女らはもはや天才としか言いようがありません!
まとめ
アイドルという枠を飛び越えて音楽シーンに旋風を起こしまくっているBiSH、楽曲やステージングはロックやパンクの要素がふんだんに詰まっている上にニューアルバムのタイトルはなんと
FAKE METAL JACKET(フェイクメタルジャケット)
スタンリーキューブリックが戦争の狂気を描いたFULL METAL JACKET(フルメタルジャケット)のオマージュとも言えるタイトルです
やることなすこと全てが破天荒な彼女達
アイドルを見て「萌え〜」と思うことは今までも多々ありましたが、ついにアイドルを見て「ハラハラ・ドキドキ」できる時代が来たなと筆者は感じています。
彼女達はもちろんのこと、これからもこのような破天荒なアイドルやグループが誕生してくれることを願ってやみません!