「翔んで埼玉」という漫画が昨年末宝島社から再販されました。
筆者はギタリストなので漫画に精通しているという訳ではありませんが、「ジョジョの奇妙な冒険」や「スラムダンク」のように
漫画の中ではその登場人物がいつの時代も
「インパクトのあるセリフ」「心に残る名言」で読者に影響を与え続けていると言っても過言ではないでしょう。
くじけそうになったとき安西先生の言葉を思い出して立ち上がることができた人はきっと数えきれないくらいいるはずです(筆者もその1人ですから)
今回紹介する「翔んで埼玉」はありとあらゆる手段でとにかく埼玉をディスりまくる漫画。筆者も関東に住んでいた時期があって埼玉のすぐ近く「西東京」周辺にいたことがあるのでとても親近感をもって読むことができました。
スポンサードリンク
伝説の漫画 2015年12月17日に復刊
この漫画、何が凄いって「ありとあらゆる手段を使って」埼玉県を地の底まで追いやるようにディスっているんですよ。
冒頭で「この物語はフィクションであり 実在の人名団体名、特に地名とは全く関係ありません」と断っておきながら
東京都 と 埼玉県 が出てきます。
そしてこれでもか!と埼玉県を罵るわけなんですが、そのディスり方や言葉の1つ1つがとてもおもしろくてセンスに溢れているなと思うんです。
少しネタバレになってしまいますが
「埼玉から東京へ行くには通行手形がいる」
「一生に一度は三越に行くのが埼玉県民の夢」
等、とてもコミカルに表現されています。
どうです?ちょっとは興味沸いてきませんか?
筆者はこの漫画を読みながら
「この漫画を埼京線に乗りながら読んだら笑いが止まらないだろうな」とついつい想像してしまいましたよ。
作者は長編漫画パタリロの魔夜峰央
作者はあの「パタリロ」の作者魔夜峰央さん
この漫画、1984年に発表されました。
新潟から関東へ出てきたばかりの魔夜さんが所沢に住み始めたものの実は所沢には雑誌の編集長や編集部長が住んでいて、そのストレスと「いつ連載中止になるのか」というジレンマの中もがきながら生み出されたものらしいです。
ちなみにその後所沢から横浜へ移り住まれたということで
それを機に「横浜に住んでいる人が埼玉をおちょくったらシャレにならない」という理由で執筆が終わったらしいですね
名作というのは、いつの世も困難な状況から生み出されるものなんですね!
「月曜から夜ふかし」でも紹介され大反響
年月を経て、日の目を見ることとなった「翔んで埼玉」
昨年末にテレビでも紹介され、作者の魔夜さんもインタビューでいろいろと語っていたみたいですね。
実の娘さんがツイッターで作品を紹介したり、あらゆるメディアでたくさんの反応があったようです。
筆者はネットでの反響を見た友人からの口コミでこの作品を知ったわけなのですが今読んでもとても斬新な内容になっていると思います。
是非あなたも手に取って、思いっきり笑ってみてください。