Contents
DRAGON BALL ドラゴンボール
言わずと知れた日本のアニメ界に君臨する不朽の名作です。
2016年はドラゴンボールのアニメが放映され始めてから30周年にあたるアニバーサリーなんですね!筆者も子供の頃から少年ジャンプの連載をワクワクしながら見たり、毎週水曜のアニメの時間をとても楽しみにしていました。
過去のことだと思っていたドラゴンボールですが、実は今もなお子供たちの間で
「孫悟飯とピッコロの師弟関係」や「フリーザの戦闘力」等について激論が交わされている現場を目の当たりにしてしまったのです!
あれ、ちょっと待てよ?これって俺が子供の頃アニメで見てたやつだよなと思いながら
今の子供達もドラゴンボールを何らかの形で目にしてその世界にのめり込んでいってるということを知ったのです。
さらに!
「何だ?その曲!」というような僕の知らないアニメのテーマソングを歌っている子供達を見かけることもしばしば…
ドラゴンボールは終わっていなかった!まだまだ伝説は続いていたのです
と、いうことで今も昔も変わらず愛され続けるドラゴンボールの主題歌にスポットを当ててミュージシャンの観点からの解説を加えて紹介していこうと思います
スポンサードリンク
初代OP 摩訶不思議アドベンチャー
歌:高橋 洋樹
記念すべき初代OPは摩訶不思議アドベンチャー
大人になってからこの曲を聴き直してみると、聴いているだけでとてもワクワクする要素があちこちに散りばめられていたんだなと気付かされます。その中でも筆者が秀逸だなと思うのは歌詞の言語感覚です
特に、歌詞の一節にある「せかいでいっとースリルなひみつ」という部分
漢字で書くと「世界で一等スリルな秘密」
世界で一番じゃなくて「一等」なんですよね
「一番」と表現されると本当かよ!と突っ込みたくなってしまうのですが
「一等」だと逆にどんなに凄いんだろう?とドキドキ感が増幅するような気がします!
- 雲のマシン
- 妖怪変化もぶっ飛ばし
等、ドラゴンボールの世界観を表す単語もぎっしり!今一度、この曲を聴き直してみてください!一気にドラゴンボールの世界に引きずり込まれてしまいますよ!
DRAGON BALL Z CHA-LA HEAD-CHA-LA
歌:影山ヒロノブ
ドラゴンボールと言えばこの曲を想像する方が1番多いのではないでしょうか?170万枚を売り上げたアニソン業界のキラーチューンです!
何と言っても森雪之丞さんが作詞をされてアニソン界のエース影山ヒロノブさんが歌うというこのゴールデンコンビが織り成す世界観はもはや絶品としか言いようがありません。
曲調は8ビートのハードロック風に仕上がっているので、ハイトーンボイスの影山さんのヴォーカルがドンピシャではまっていますよね!
そして歌詞の内容はワクワク感はそのままによりシンプルに分かりやすくなっています
何気ない言葉のチョイス、言葉遊びがふんだんに盛り込まれていて子供でも歌いやすいですよね!曲が長く愛されて歌われ続けている理由ってそういう所にあるんじゃないかなと思います
DRAGON BALL Z 後期 WE GOTTA POWER
歌:影山ヒロノブ
ドラゴンボールZ 後期のOPはやはり森雪之丞:作詞 影山ヒロノブ:歌 このゴールデンコンビによるWE GOTTA POWERです。
アニメの内容もこの時期になると登場人物のパワーアップ・進化がかなり進みます。その内容に寄り添うように楽曲も
- 壮大なファンファーレ
- 16ビート主体の打ち込みを多用
- シンセサイザーによるオブリ
等、かなり時代の最先端を取り入れたアレンジになっているのが特徴です。
何と言っても最大の聴きどころは間奏のギターソロ!早弾きがあるんです!
その時代の最先端のアレンジが聴けるので、変化を楽しむのも面白い聴き方かもしれませんね
DRAGON BALL GT DAN DAN 心魅かれてく
歌:FIELD OF VIEW
ドラゴンボールGTの主題歌は90年代に爆発的なヒット曲を連発したビーイング系アーティストの中の1組、FIELD OF VIEWが担当することになります!
この曲は何と、作詞:坂井泉水 作曲:織田哲郎
という1990年代のJ-popを語る上で欠かせない二人が関わっているんですね!
「負けないで」でお馴染みのZARDの坂井泉水が担当する歌詞と織田哲郎の得意な泣きメロがコラボすることで生まれるいわゆる「ビーイング系」と言われる一連の楽曲
何とも贅沢ですよね!
1990年代からアニメのテーマソングにアーティストの楽曲が使用されることが多くなってきました。
これまではそのアニメの世界観をそのままに、アニメのためだけに曲が作られることが多かったのですが、大人の事情というやつでしょうか?いろいろなアーティストの楽曲がアニメのOPやEDとして使われ始めます。
ドラゴンボールは人気アニメの1つですから、これも時代の流れなんだと言えるのかもしれませんね!
DRAGON BALL 改
前期 Dragon Soul 後期 空・前・絶・後 Kuu-Zen-Zetsu-Go
歌:谷本貴義
時は流れ21世紀、地デジ化を果たしたテレビの世界にDRAGON BALLも殴り込みをかけるためデジタルリマスターという現代っ子が大好きな技術を使って復活を果たします!
DRAGON BALL Z のストーリーはそのままにアニメーションや声優さんが1部変わって新しい世代にもDRAGON BALLの世界を!ということで始まったこのシリーズ
OPを担当するのはゲキレンジャーでもおなじみの谷本貴義さんです!
音楽バブルも終焉を迎えたこの時代「アニソンらしいアニソン」だなという印象です
やはり時が流れた分だけ録音技術が発達したからかとても綺麗にまとまったミックスになっているなという印象です!分かりやすい歌詞に分かりやすい曲の展開が特徴で、聴く人によっては物足りなさを感じるかもしれませんが、新しい子供世代にとってみればサビの印象がとても強いのでDRAGON BALLの入り口としてとても分かりやすい曲だと言えるでしょう
さすがはDRAGON BALL 過去にいつまでもとらわれずその時代の最先端を走り続けている印象です!
後期の空・前・絶・後 Kuu-Zen-Zetsu-Go 巨匠:森雪之丞さんが作詞を担当されて物語の盛り上がりに合わせるように曲や詞のスケール感がアップしている印象です。
まさに言葉の魔術師!作詞って奥が深いですね、とてもシンプルな言葉のチョイスだけれど常人では思いつかないような選び方をしているなといつも感心させられます
DRAGON BALL 超 超絶☆ダイナミック
歌:吉井和哉
そしてついにDRAGON BALLも超(スーパー)という領域に踏み込むことになります!悟空やベジータがスーパーサイヤ人に進化を遂げたようについにアニメ自体も超(スーパー)になりました
超(スーパー)の名に恥じないように、OPテーマを担当するのは何とTHE YELLOW MONKEYの吉井和哉さんなんです!
はっきり言ってこれは筆者の世代のリスナーからすると衝撃以外の何でもありません!あのロックスターがDRAGON BALLの主題歌を歌うんです!
しかも
- かめはめ波
- 連打キック
- 負けると強くなる
等、ドラゴンボールを知っている人からしたら垂涎もののワードが散りばめられていてそれをあの吉井和哉が歌うんです!
これは事件です!
アニメ放映から30年、ドラゴンボールにはワクワクさせられっぱなしです!
まとめ
時代とともに進化し、そして音楽的にも進化し続けてきたDRAGON BALLのテーマソング
こうやって振り返って、歌詞の内容をじっくり読み返してみると人生を楽しむヒントがたくさん詰め込まれているような気がします。
- この世はでっかい宝島 そうさ今こそアドベンチャー
- 頭カラッポの方が夢詰め込める
- 夢中になれるものがいつか君をすげえ奴にするんだ
- 手強いヤツほどワクワクもでかいぜ!
- 最強のライバルは自分
- 身の程知らずには後悔とか限界とかない
これまでも、これからもDRAGON BALLは私たちをワクワクさせ続けてくれることでしょう!