エレキギターを手にしているそこの貴方!自分の部屋で夜中にシャカシャカ生音で地道に練習したりしていませんか?
それもいい、実際生音で練習することでギターを演奏する際の細かなニュアンスを身につけることも出来るんだけれど…
しかし
エレキギターはやっぱりアンプに通してなんぼでしょう!
この記事ではギターアンプの選び方、基本的な使い方について解説していきたいと思います。
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どんなアンプを選べばよい?大きさは?値段は?
さて、ギターを選ぶ時もそうですがギターアンプに関しても膨大な種類があります。
- 自宅練習用のアンプ
- 電池で駆動して、アウトドアでも使える小さなアンプ
- 小さなライブハウスで使えるようなアンプ
- 大きなホールでのライブでも使えるアンプ
- レコーディングに使うための本格的なハンドメイドのアンプ
ギターを選ぶ時と同じように、やはりアンプも目的・用途に応じて選ぶのが良いですね。
想像してみてください。
あなたは奇跡的にスティーヴィーワンダーのバックバンドの一員に選ばれました。来週ニューヨークのカーネギーホールで行われるコンサートにバンドメンバーとして参加することになりました。
ギターの腕前が神の領域に達していたとしても10ワットのアンプしか持っていなかったら…
どれだけ素敵な演奏をしたとしても広いステージ上であなたのギターの音は歌っている人やバンドメンバーに聴こえません。
そして残念ながらお客さんにも聴こえないでしょう。
いくらPAシステムを通したとしても広いカーネギーホールで10ワットのアンプではエレキギターの良さを十二分に伝えることはできないでしょう。
何が言いたいかと言うと…
まず、あなたがどれぐらいの広さの空間で何のためにギターアンプを鳴らすのか?
ということが重要になります。
一人暮らしのアパートの1室で練習をするために鳴らす
キャパシティ30人のジャズバーで演奏するために鳴らす
キャパシティ100人のライブハウスで演奏するために鳴らす
矢沢永吉のバックバンドで東京ドームで演奏するために鳴らす
自宅で練習するためであれば、5w〜10wぐらいの練習用のアンプというのが安価で(1万円以下)楽器店に売っています。近所の方の迷惑にならないような音量でエレキギターの醍醐味を味わうことができるでしょう。
「ライブで使う」ということになると選択肢が広がりますし、その用途に応じていろんな候補が浮かび上がってきます。
ライブハウスで使用する場合でも
- アコースティックギターの伴奏でしっとりと演奏する
- ロックバンドでガンガン弾きまくる
- フュージョンバンドでギターの細かなニュアンスを表現したい
と、いろんなケースがあるので
- アコースティックの場合であれば10〜30Wぐらいのアンプ
- ロックバンドなら小さなライブハウスでも100Wのアンプ
- フュージョンバンドならアンサンブルを考えれば30W〜50Wぐらいのアンプ
等、ジャンルによっても求められるギターの音量や音質が変わってくるので「何のために」という所が重要になってくるわけです。
価格も数万円代で買えるものから数十万円するものまでありますが、ライブハウスで初めて演奏するんだ!という方であれば1〜2万円台でも品質がよくて大きな音のするアンプもたくさんあります。予算と自分の技術、目的を照らし合わせて楽器屋さんに行ってたくさん試奏してみることが自分に合った1台を選ぶ近道かもしれません!
基本的な使い方、音作りについて
続いて、ごく基本的なギターアンプの使い方と音作りについて解説していきます。
まず、何はなくともギターとアンプを繋がなければ始まりません。繋ぐと言っても赤い糸を繋いでも音は鳴りませんし、LANケーブルで繋いでもやはり音は鳴りません。
「シールド」と呼ばれるケーブルでギターとアンプ(その間にエフェクターを繋ぐ場合もある)を繋ぐことになります。
そしてアンプの電源をオンにします(電源に関しても「パワー」と「スタンバイ」のように2つスイッチがある場合もありますがここでは割愛したいと思います)
電源をオンにしたら次にほとんどのアンプには
「ボリューム」に関するツマミと
「イコライザー」というツマミ
がついているケースがほとんどです
「やっと電源をオンにしたのに、なんでこんなにツマミがあるんだよー」とげんなりしないでくださいね
「ボリューム」部分に関しては音量やギターからの入力を調整するためのツマミです。そして「イコライザー」というのは音質を調整するためのツマミです(下の画像は一例です、上半分がボリューム部分、下半分がイコライザー部分です)
アンプの種類にもよるのですが「ボリューム」に関しては
たとえば
- ボリューム
- マスターボリューム
- プリアンプ
- ゲイン
等、名称が異なりますが複数のツマミがついているケースがあります。
アンプの機種によって様々なので実際にアンプのコントロール部分を見て確認するしかないのですが、つまりはアンプの音量を調節したりゲインというツマミでギターの入力信号の大きさを決めたりするのです。
入力信号を大きくすることによって音に変化をつけて、その上でマスターボリューム等で全体的な音の大きさを調節したりします。
そして次に「イコライザー」ですが
- トレブル
- ミドル
- ベース
大体はこの3つがついていることが多いです。簡単に説明すると
- トレブル → 高音域
- ミドル → 中音域
- ベース → 低音域
というように、どの音域をどれだけ出すのかということを調節できるようになっています。
ゲインやボリュームで大まかに調節された音をさらに細かく調節できるようになっているんですね!
なぜ、こんなにツマミがたくさんあって細かく調節できるようになっているかと言うと
ギターアンプを鳴らす環境や
バンドで演奏する時のためのアンサンブル
のためなんです。
はっきり言ってエレキギターとギターアンプってのは組み合わせるととても大きな音が出ます。
ギタリストは「気持ちいいーーーーー!!!」となりがちなんですが、もしかしたらライブ中にギターアンプの横にいるドラマーは内心
「ちっ…ギターうるさすぎなんだよ!しかも余分な音域が出てるから俺のドラムの音が全然聴こえねーじゃないかよ!!」
と、思っているかもしれないんですね。
バンドも恋愛も思いやりが大切です。
まとめ
ギターアンプを使ってエレキギターをバンドで演奏する時も、または1人で練習する時も
周りの人のことを考えて
「適切な音量で」
「より良い音質で」
「周りとのバランスを考えて」音作りをしなければなりません。
きちんと音作りをすれば、より感動を皆に与えられるけれど
自己満足で大きな音を出した場合雑音になりかねませんからね!
これだと思うアンプと出会ったなら
自分のお気に入りのギターを繋いで心行くまでセッティングしてみてください!!きっと素晴らしいサウンドを響かせてくれるでしょう!!