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ライブハウスで使うギターアンプについて
ギターを買って夜な夜な練習をして…
メンバー募集サイトで出会ったメンバーとついにバンドを結成!
何度もスタジオに入って、オリジナル曲やレパートリーが増えてきた!
もしかして、俺らイケてるんじゃない?
こう思えたなら、もう…
ライブハウスに出演してしまうしかないですね!
ところで俺が持ってるギターアンプって…
部屋でギター弾くために買った、コレなんだけれど…
コレでライブに出られるのかな?…
そんなあなたの為に!
ライブハウスで使用するアンプについて
- どんな大きさのアンプがいいのか?
- どんな種類のアンプがいいのか?
- そもそもアンプ持って行かなきゃならないのか?
そんな、素朴な疑問にお答えしていこうと思います。
最後までお付き合いくださいね!
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ライブハウスにはギターアンプがほぼ常設されています
さて、いきなり話の腰を折ってしまうようですが、まず一般的なライブハウスにはギターアンプがほぼ常設されています。しかも、いろんなジャンルのバンドに対応できるようにコンボタイプとスタックタイプのアンプが置いてあることがほとんどです。
コンボタイプ(JC-120)
スタックタイプ(JCM2000+キャビネット)
つまり…「ライブハウスに必ずギターアンプを持って行かなくてはならない!」と、いうことはないんです!
最近では世の中に出回っているエフェクターの種類も多く、その性能もとても高いので「エフェクターでサウンドメイキングをする!」と考えれば、必ずしも重たいマイアンプをライブハウスまで持っていくという必要はありません。なので前項で述べたような、家庭用の小さなアンプしか持っていないギタリストでもライブハウスに出演できちゃう!ということなんですね。
マイアンプを持っていく場合は?
しかし…
ギタリストという生き物は厄介なものでして(笑)
- こだわりのサウンドを出す為にはマイアンプでなければいけない!
- 自宅やスタジオで、マイアンプで作り込んだ究極のサウンドを皆に披露したい!
なんて、次々と欲求が出てきてしまうんですね!こうなったらアンプをライブハウスに持ち込むしかないのですが、どんな大きさのものが良いのか?必要なワット数は?と様々な疑問が生まれてきてしまいます。
一体どんなアンプがOKで、どんなアンプがNGなんでしょうか?
結論から述べますと…
ステージ上で自分の音がモニターできるぐらいの音量が出るアンプ
というのが1つの答えになります。
極論になりますが「ステージ上でギターの音が聴こえるのであれば家庭用のアンプでも構わない!」ということなんです!
ただ、ここで重要になってくるのが「メンバーの編成や音楽のジャンルによって必要な音量は様々」だということです。
例えばアコースティックギターとエレキギターのデュオがライブハウスに出演するのであれば
ステージ内でそんなに音の出る楽器はありません、せいぜいアコースティックギターの音をマイクで拾ってステージ内のモニタースピーカーから返してもらうだけなので、エレキギターの音量もそんなに大きなものでなくても差し支えありません。
PAシステムによって、拾った音をミックスしてライブハウスの大きなスピーカーから出力することになるので、ステージ上ではそんなに大きな音を鳴らさなくても聴いている人には十分な音量を提供できるんです。
逆に
こんな感じの大所帯のバンドでライブハウスに出演しよう!と思った場合、家庭用の小さなアンプを持って行こうものならライブハウスのPAオペレーターさんやバンドメンバーから「やる気あんのか!」と怒られてしまうかもしれません(笑)
ジャズやアコースティックのバンドと違って、ヘヴィメタルであれば大きな口径のバスドラムやたくさんのタムのついた大掛かりなドラムセットを「これでもか!」と思いっきり叩いて演奏することになるので、それはそれは大きな音が出ます。弦楽器隊も負けじと大きな音を出さなければ、ドラムの音に負けてしまって自分の音を聴くことができません!そうなったらアンサンブルもへったくれもないですよね(笑)
オマケに大所帯のバンドだと、ギタリストも数人いる場合があるので音量のバランスやサウンドの住み分けも重要になってきます。片方のギタリストがメサ・ブギーの100ワットのアンプを使って大音量を鳴らしているのに、相方のギタリストが「俺はクリーンサウンド重視だから」と言ってフェンダーの15ワットのコンボアンプをチマチマ弾いていたら、その素晴らしいクリーンサウンドは大音量に掻き消されて誰の耳にも届かないでしょう。
つまり!
自分の演奏する音楽に必要な大きさやワット数のアンプを吟味して持っていく!これが最も重要で、且つ唯一の答えなのかもしれません。
便利なミニアンプもたくさん!
ちょっと待てよ!ウチのバンド80年代のハードロックサウンドを追求しているからどうしても大きな音を出さなければいけないんだけれど、都内だし車も無いし、代々ウチに伝わるマーシャルのヘッドをライブハウスに持っていくなんてとんでもないことだよ!
というように大きなアンプを会場まで運ぶのに一苦労するということもあるかもしれません!
そんな時はコレ!時は21世紀、色々な機材が世には出回っているもので小さなサイズのアンプヘッドを持っていくという奥の手もあります
orange tiny terror
mesa boogie Mini rectifier
VOX MV50シリーズ
ブリティッシュアンプの王道、オレンジ。ヘヴィなサウンドを求めるならメサ・ブギー。オールドテイストを追求するあなたのためにVOXまで。ありとあらゆるメーカーから小さなアンプヘッドがリリースされています。このアンプヘッドをライブハウスに持っていけば、あとはスピーカーケーブルでマーシャルのキャビネットに繋いだり、JC120をスピーカー替わりに使ってみたり。
ライブハウスに常設されている機材を併用することによって、より少ない労力で大きなサウンド・質の高いサウンドを得ることもできちゃいます。いい時代になったものですね!
まとめ
さて、話題が色々な方向に逸れていってしまいましたが、ライブハウスに持っていくアンプについて「この機種しかない!」というアンプは存在しません。
何ワットぐらいのアンプを持っていけばいいの?と言う疑問について
ステージの広さやバンドの編成、音楽のジャンルによって必要な音量の出るアンプを持っていく!というのが1つの答えかもしれませんが
出演するライブハウスの音響設備を熟知しているPAオペレーターさんと相談しながら、常設されているアンプを使う!というのも1つの答えかもしれません。
コレだ!と言う答えが無いので迷ってしまうこともあるかもしれませんが、答えが無い所が音楽の面白さだという考え方もできると思います。ギターの腕を磨いてライブハウスに出る時は、是非自分の出音に関しても意識してみてください!自分の表現したいサウンドをたくさんの人に聴いてもらえるように、色々試してみましょうね!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!