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エレキギターの弦について
エレキギターを手にして練習に練習を重ね、何度も繰り返しストロークを繰り返し…
すると突然「バチッ」という音とともにギターの弦が切れてしまった!という経験をギタリストなら誰でもしたことがあると思います。
細いワイヤーのような弦をギターに貼って、さらにピッキングして負荷をかけるわけですから当然といえば当然かもしれません!
弦が切れたら、新しい弦を買って張り替えなければいけません!
そんな時
- 「どんな弦を買えばいいの?」
- 「どんな種類があっていくらぐらいするの?」
と、初心者の方は迷うこともあるかもしれません
ギターの弦は色々なメーカーから発売されています
その2大巨頭とも言える
- ダダリオ
- アーニーボール
というブランドがあります。
エレキギターの弦について迷ったならまずはこの2つのブランドのどちらかを選べば間違いはないのですが
それぞれのメーカーで何か違いはあるの?
と、思われる方もいるかもしれません!
この2つのメーカーの弦の特徴を筆者の独断と偏見を交えて比較・解説していこうと思います!
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弦の素材
どちらのブランドもスタンダードな弦は
ニッケルがつかわれているラウンドワウンド弦「ニッケルワウンド弦」という種類です
ジャズギター(フルアコ)などで使われるフラットワウンド弦、アコースティックギターに使われるブロンズ弦、クラシックギターに使われるナイロン弦などがありますが
エレキギターに張る弦として最もポピュラーなのがニッケルワウンド弦だと言えます
価格もリーズナブルで錆びにくいので一般的にはこの種類の弦がギターに張られていると考えて良いでしょう。
ニッケル以外の素材だと、ステンレス素材のものやコーティングを施した弦がありますがニッケルワウンドの特徴、メリットやデメリットを理解した上でステップアップした段階で使用することをお勧めします!
使いやすさ抜群、安定感のあるサウンド ダダリオ
ダダリオの特徴をいくつか挙げていきましょう
ラウンドワウンド弦は基本的に上の画像のような作りになっています。
芯線の周りにぐるぐると巻きつけて1本の弦になっているわけなんですが、近年ダダリオの弦の芯線が金色にメッキ加工されるようになりました。
それ以前はメッキがなかったので弦の耐久性やサウンドの張りがアーニーボールと比較すると劣っているように感じられたのですが、近年のものに関しては音の安定度が抜群に良くなりました。
ダダリオ弦の最大の特徴は
ボールエンド部分が色分けされているということです
え?それのどこが便利だって言うの?と思われる方は1度ギターの弦を張ってみてください!
太さが微妙に違う弦を間違って張ってしまうことがしばしばあるんです…
色分けしてあればどの弦が何弦なのか?一目瞭然ですね!
サウンドの安定感・使いやすさであればダダリオに軍配が上がると言えるでしょう!
ブライトな荒々しいサウンド アーニーボール
インターネットの色々なレビューを見ているとアーニーボールに関して
「安定したサウンド」等のコメントをよく見かけるのですが、筆者に言わせてみればダダリオと比較した場合、アーニーボールの方がブライトで荒々しい音になるような印象を受けます
決して悪いと言っているわけではなく
ギターソロや派手なディストーションサウンドのバッキングなどをレコーディングする場合など、アーニーボールを使えばより輪郭がはっきりとしたサウンドに仕上がります。
デメリットを挙げるとすれば
ほんのわずかな差ではあるけれどチューニングの安定感や、劣化の度合いに関して言えばダダリオに劣るかもしれません…
レコーディングやライブなど、ピンポイントで使えばより効果的にギターの良い部分を引き出すのに一役買えるかもしれませんね!
あとは好みになりますが、ダダリオのボールエンドが色分けされていてギターに貼った時に「美しくない!」と思われるギタリストもいるかもしれません(あくまで好みですが)
そんな方はゴールドに統一されているアーニーボールを選ぶのが良いでしょうね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本当にわずかな差ではありますが、代表的な2つのブランドでもやはり差があるんですね!
そんなに高価な弦ではないので気になる方はそれぞれを購入して同じギターに張って弾き比べてみるのも良いかもしれません
第一歩としてこの2つのブランドのニッケルワウンド弦を使用してみて
さらに
- 「もっと高音域が出ない、やわらかな音で弾きたい」
- 「スティーヴィーレイヴォーンのような芯のあるサウンドを出したい」
- 「早弾きを極めるためにとにかくギターを弾きやすくしたい」
等、いろんな欲求が出てくると思います
その時に
- フラットワウンド弦を持っているフルアコに張ろう
- 弦のゲージ(太さ)を太い物に変えよう
- 弦のゲージ(太さ)を細いものに変えて弦高も低くしてしまおう
等、解決策が分かるようになってきます
ただ、ここに至るまでに自分の中でスタンダードが分かっていないとサウンドを発展させるための方法・アイディアも湧いてこないので
まずは2大ブランドのスタンダードを使いこなせるようになることをお勧めします!
みなさんチャレンジしてみてくださいね!