中国の武漢で発生して世界的に猛威を奮っている新型コロナウィルス
筆者が住んでいる富山県でも、連日「どこそこで何人感染した」とか「濃厚接触者が何人だ」とか報道されて、いつ自分の住んでいる所にも感染者が出てしまうのか?という不安に晒されています
世界中で対策が講じられ「エイズ用の薬に一定の効果が見られた」等、新型コロナウィルス対策が世界規模で進んでいます。
そんな中
日本でもコロナウィルスへの対策としてインフルエンザ用の新薬が新型コロナウィルスの患者に投与されたなんてニュースが舞い込んできましたよね!
インフルエンザ用の新薬がコロナウィルスに効果あるんでしょうか?
そもそもどんな薬なんでしょうか?
どうも筆者の住んでいる富山に所縁のある薬だということが分かってきました!
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Contents
インフルエンザ治療薬 アビガン(ファビピラビル)
一般的に、新型インフルエンザ用の新薬「アビガン」として報道されていますよね!
インフルエンザと言えばタミフルとかリレンザとかイナビルを連想する方がほとんどですが、アビガンってどんな薬なんでしょうか?
厚生労働大臣によると…
「アビガン」は、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスのような「RNAウイルス」の増殖を抑える効果が期待されている治療薬で、新型のインフルエンザが流行した場合に備えて国内に備蓄されています。
ということらしいですね
つまるところ…
新型のインフルエンザが流行した時の為に開発されて備蓄してあった薬を今回の新型コロナウィルスの対策として使っちゃおう!ってことみたいですね
白木公康(千里金蘭大学)
で、そのアビガンを開発したのはこの人白木公康さんです
今は大阪にある千里金蘭大学という所にいらっしゃるそうですが、彼が富山大学医学部にいた時に、富山化学工業(現、富士フイルム富山化学)とで共同研究して開発した薬なんですです
最近もテレビに出演されたりして「日本でも有効に使用されることが期待できる」とコメントされていますね!
富士フィルム富山化学株式会社
白木先生と共同開発をしていた富山化学工業という会社は現在、富士フィルム富山化学という会社になっています。富士フィルムグループの富士フイルムRIファーマ株式会社と富山化学工業が合併して出来た会社です。
合併する前の富山化学工業が白木先生と共同開発したのがアビガンなんです。
こんな騒ぎがあったからたまたまHP見てたんですけれど、新薬の開発ってとても手間や時間がかかるみたいで…アビガンもこういう過程を経て開発されたんですかね?頭が下がる思いです!
アビガンはコロナウィルスに効果あるの?
肝心なのは「アビガンがコロナウィルスに効果あるの?」という点なんですが…
ウィキペディアによると
Favipiravirの作用機序はRNA合成酵素にプリン(アデノシン・グアノシン)類似体として、RNA鎖に取り込まれるが、取り込まれた部位でRNA合成を停止させるChain terminator(伸長阻止薬)として、ウイルスRNA合成を阻止する。本来は抗インフルエンザウイルス薬で、ウイルスの細胞内での遺伝子複製を防ぐことで増殖を防ぐ仕組み。そのためインフルエンザウイルスの種類を問わず抗ウイルス作用が期待できる
「治療だけでなく感染予防にも効果的である可能性がある」とコメントしている
何だか難しいことが書いてありましたけど、つまりファビピラビル(アビガン)は本来「抗インフルエンザ薬」だけれど、その他のウィルス(感染症)の治療や予防にも効果があるというようなことが書いてありました。
なるほど、だからこそ白木先生の「日本でも有効に使用されることが期待できる」というコメントにつながってくるんですね!
まとめ
昔から、富山の売薬さんなんていう人たちがいて薬とは所縁のある富山県
自衛意識の強い富山県内の人たちはコロナウィルスに関してとても関心が高いように思います。その1つの表れとして、感染者が県内に出ていないにも関わらず知事が対策本部を立ち上げたり、職場や家庭でのマスク、手洗い、うがい、の徹底など当たり前のことを事前にやろうという動きが強いように思います
こういう県民の気質がある中、富山で開発されたアビガンが新型コロナウィルスに対して効果があるのか?まだまだ未知数ですが一筋の希望となってくれることを期待して止みません
最後まで読んでいただいてありがとうございました!