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高校野球のブラスバンド応援
高校野球を観に球場へ行った時目にする光景…
そう…
吹奏楽部や野球部員達による応援です!
高校野球の試合に無くてはならないこの光景、そのユニークな応援や使われている曲自体がメディアに取り上げられるなど球児たちの活躍に負けず劣らずの人気を誇っています。
何でギタリストである筆者がそんなこと言っているかって?
筆者は音楽が好きなのでライブ会場や夏フェスにはよく行っていたのですが、時の流れなのか高校野球でも観に行こうかなと何となく球場に足を運んだのがきっかけだったんですが…
え?こんな曲も演奏してるの?
え?歌詞付きで歌ってるよ!しかも上手いし!
と、野球の内容もそこそこにあっという間にその応援に魅せられてしまったのです。
ロックに傾倒して音楽ばかりやっていた筆者にとってはある意味カルチャーショックでした…が、ネットで調べてみるとブラスバンドによる応援歌の定番曲になっている筆者の大好きなあんな曲やこんな曲がゴロゴロと出てくるじゃありませんか!
これは面白い!
でもまてよ…そもそも若い高校生たちってこの曲がどんな曲なのか、どんなグループが演奏していたのか知っているのかな?そんな全国の若き高校生のために(笑)アラフォーギタリストである筆者が独断と偏見で選んだ「球場でよく使われている応援歌の元ネタ」を紹介していきたいと思います!
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紅(X JAPAN)
まず最初に紹介するのはコレ!X JAPANの代表曲とも言える
紅だぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜
でお馴染みの紅(くれない)です
テレビで甲子園の中継を観ていたら当たり前のように1回表からこの曲が流れたりするんですが、歌詞の内容もめちゃくちゃハードなんですよ!そもそも若かりし頃のX JAPANというグループって
こんなルックスでしたからね!
この格好でうっかり甲子園にでも行こうものなら、球児たちの保護者に怒られてしまいそうです!ですが…彼らの代表曲である紅が堂々と演奏されている。筆者は違和感しか感じられませんでした。
何せサビの部分の歌詞なんて
紅に染まったこの俺を
慰める奴はもういない
もう二度と届かないこの思い
閉ざされた愛に向かい叫び続ける
なんですよ!
1回の表、1アウトランナー2塁、先制のチャンスが訪れた時に
閉ざされた愛に向かって叫び続けなければいけないのか!
と筆者は思ってしまったわけなんです(笑)
と、歌詞の内容はさておき前向きに考えるならばマイナー調のこの曲のサビはとてもキャッチーで耳に残るメロディーが特徴です。歌詞なしで考えれば球児たちのチャンスを後押ししてくれそうな気がしないでもありません!
そんな紅のライブバージョンはこちら
分かった、分かりました!
きっとこの曲が流れると、ヴォーカリストのTOSHIさんの
気合い入れていけよーーーーー
というシャウトが自然と脳裏に浮かぶのかもしれませんね!
球児の皆さん紅が球場で流れたら「気合いを入れて」プレイをしましょうね(笑)
SEE OFF(BRAHMAN)
続いて紹介するのは日本が誇るハードコアバンドの雄BRAHMAN(ブラフマン)のSEE OFFという曲です!
チームワークがとても重要で、規律と秩序が重要な高校野球の世界でBRAHMANの楽曲が使われているというのは衝撃的でした。筆者も若かりし頃BRAHMANに憧れ野外フェスにライブを観に行ったのですが…そこにはルールも秩序も無いカオスが広がっていて、筆者はもみくちゃになった挙句メガネを落としてバキバキに踏みつけられ後に残ったのはメガネの残骸のみ…
BRAHMAN…ハードすぎやろ…
と途方にくれた事を鮮明に覚えています。
この映像を見れば一目瞭然ですが…
客席はモッシュとダイブの嵐!
恐ろしい光景です、この曲は聴いている人をトランス状態にさせる力を秘めているんじゃないでしょうか?
しかし!球場でSEE OFFが流れたその時、筆者は思いました!
モッシュもダイブも無い!なんて秩序のある平和な会場なんだ!
いや、待てよ…
聴いている人を狂わせるほどの力を持っているこの曲の力を選手の打撃力アップのために使っているんじゃないか?
恐るべし、高校野球の世界!
おしりかじり虫
さて、ここからは野球とあまり縁のなかった筆者が球場で出会った摩訶不思議な曲について
これから試合が始まるぞ!というその時、アルプススタンドから摩訶不思議な歌声が聴こえてくるじゃあありませんか!
おしりかじりむし〜
おしりかじりむし〜
おしりかじりむし〜
え?何?何が起こってるの?
おしりかじり虫ってコレ?
何も知らない筆者の頭の中には「?」が10個ぐらい並んでいました。
実際の映像がこちら
しかも1塁側と3塁側、交互に掛け合いのように同じフレーズを連呼しているんです!
今時の応援合戦なのでしょうか…
この曲に関しては野球の応援について知識のない筆者にとっては未知の世界!この応援の意味や理由は全く分からないのですが、こんな摩訶不思議な応援もあるんだという貴重な体験になった事を覚えています。もし、この応援について何か分かる方が入れば是非とも教えていただきたいものです!
ジョックロック(智弁和歌山高校)
甲子園の中継を観ていて、一際異彩を放っていた楽曲が世にも有名なこちら!
智弁和歌山高校の魔曲JOCK ROCKです。
JOCK ROCKが流れると点が入る!という曰く付きの曲でメディアでも取り上げられてかなりの認知度を誇っています。筆者はこの曲の事を知ってまず、JOCK ROCKっていう曲名がカッコいいなと思いましてね(笑)そもそもタイトルに「ROCK」ってついている時点でパブロフの犬のごとく反応してしまう悲しい筆者です
魔曲だなんて言われているのでどんな「おどろおどろしい曲」なのかと、背筋を伸ばしながら実際に聴いてみたんですが何てことはない「爽やかなイイ曲」だなというのが一聴した筆者の感想でした
よくよく調べてみると、智弁和歌山高校のオリジナルソングではなく原曲が存在するらしく、原曲をネット上で発見したのですが…
めちゃくちゃ良質の80’sな感じのポップスですね
そもそもこのJOCK ROCKという曲はRobert Rowberryという人がYAMAHAの為に作った楽曲で、智弁和歌山高校の吹奏楽部の顧問の先生が野球部の応援曲を探している時に偶然デモ演奏を聴いて編曲したのが始まりだと言われています。
Robertさんも、まさかこの曲が「魔曲」と呼ばれることになるとは夢にも思わなかったでしょう。そう考えると高校野球の応援で演奏される曲というのは本当にいろんなバリエーションに富んでいるんだなということが分かりますね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?普段、何気なくテレビから流れてくる高校野球の応援に使われている曲って実はこんな曲だった!という曲がたくさん使われています。今回はたった4曲しか取り上げられませんでしたが、Youtubeなどで調べてみると、こんなにたくさんあるんかいと思わず言ってしまいそうなぐらいたくさんの応援歌が吹奏楽用にアレンジされて実際に使われています。
千葉の習志野高校の吹奏楽部による応援は美爆音というネーミングで全国的に有名になりました。爆音と言えばロックバンドの特権だと勝手に思っていましたが、爽やかな高校生が球場で爆音を鳴らしているなんて何て素敵なことだろう!と筆者は思います。
球児たちの素晴らしいプレイはもちろんのこと、球場全体を華やかに彩る演奏からも目が離せなくなって本当に本当に高校野球が面白いなと思っているギタリストの筆者です!
最後まで読んでいただいてありがとうございました !