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ビヨンドマックス
ビヨンドマックスって聞いたことありますか?
野球に詳しい方であれば「はは〜ん、あのバットのことね!」となるでしょうが、何せ筆者はギタリスト…
ビヨンド?ビヨンセの間違いか何かか?と、全く何のことか検討もつきませんでした
親の影響もあってか小学校6年生までは野球を習っていた筆者ですが、野球というスポーツは運動神経が抜群でスター性のある人しか上手にならないんじゃないか?という訳のわからない理由で辞めてしまった筆者…
それから数十年、野球用具のことなんて微塵も考えたことがありませんでした…が
時は流れ、筆者も人の親となって8年
ギタリストの息子、実は野球やってましてね
時々手伝いに行ったり、試合の様子を観にいくんですが何せ筆者の息子は小学3年生、体も小さいしバットを満足に振ることもできず試合に出させてもらってもお兄ちゃん達の投げるボールを上手く打ち返すことができず悔しい思いをしているようです…
そんな中、同じ野球チームのお父さん達から何やら耳よりな情報が流れてきましてね
何だか最近はボールがよく飛ぶバットがあるらしいですよ!
え?何それ?じゃあ、それ使えばヒット打てるようになるんじゃないかな?
と思った筆者ですが、追い討ちをかけるように
でも高いんですけれどね!数万円するらしいですよと、いうことらしいんです!
うむむ…そうなのか、しかし自分の子供には自分と同じような誤った道を辿って欲しくないし何より大好きな野球をもっと楽しくやってほしい!という思いから、よく飛ぶバットのことを調べてみることにしたんです!
複合型バット、ビヨンド型バットとは?
人づての情報を得て色々調べてみると2002年にミズノから発売されたビヨンドマックスというバットがそもそもの始まりらしいです。今までの少年野球で使われているバットと言えば金属バットだというイメージしかなかったのですが…
バットの芯の部分にウレタン素材を使うことによって、ゴムで出来ている軟式ボールとバットがぶつかる際、金属バットのようにボールが潰れることなく反発し合うという特性を生かして飛距離が大きくなるというバットのことなんです
試しに筆者も息子を引き連れてスポーツ店に行って実際にビヨンド系のバットを手にとってみました
芯の所がプニプニしてる!
ウレタン素材を使っているの当たり前と言えば当たり前なんですが、バットと言えばカチカチに硬い金属バットというイメージしかなかった筆者からすればとても斬新なものでした。
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本当に飛ぶのか?小3の息子が扱えるのか?
で、実際の所このバットを使うことによって本当にヒットが打てるのかどうか?まだまだ半信半疑だった筆者ですが訪れたスポーツ店の爽やかな男性店員が
ビヨンドバットですね!飛びますよ〜と声をかけてくださいましてね!
野球の知識のない筆者ですが事前にネットで調べていて、金属部分とウレタン部分があるせいなのかビヨンドバットというのは非常に重量があるというのがデメリットだということが分かっていました、なので実際に小3の筆者の息子にバットを持って素振りをしてもらうことにしていたんです!
筆者の息子のリクエストは…
松井秀喜のような打球が打ちたい!
という何ともシンプルですが非常に奥の深いものでした(笑)
そんな無茶なリクエストにも関わらず、店員のお兄さん「それならトップバランスがいいですね!」とまたもや専門用語を使ってバットをチョイスしてくださったんです。
トップバランスというのはバットの先端に重さの中心があるためスイングスピードが早くなり、最も遠心力が大きくなるタイプのバットのこと。ビヨンド系でトップバランス、かなり飛距離を重視したホームランバッターを目指す息子にとって喉から手が出るほど欲しくなるようなバットなんだよということを丁寧に説明してくれました。
560グラム、78センチ、と小3の筆者の息子には多少大きいかな?と思われるサイズのバットでしたが、実際に素振りをしてもらったのですが、バットを短く持てばきちんとスイングできました。
他にも息子にいくつかバットを振ってもらったのですが重さだけではなくバットの種類や形状によっても振りやすさが全然違うようなので、バットを選ぶ際はやはり実際にスポーツ店で手にとって選ぶのが良いのかもしれませんね!
実際に試合で使ってみた!気になる結果は?
じゃあ…絶対に試合でヒット打てよ!
という筆者の無茶なリクエストに二つ返事で「分かった!だから買って」と即答する息子(笑)半信半疑ながらも何かにすがるような気持ちでミズノのビヨンドマックスを購入しました。
ビヨンドマックスにもいろんな種類のバットがあるらしく、中には4万円以上するGIGAKING(ギガキング)なんていうバットも存在するらしいのですが…
筆者が息子と選んだのはコレ!
少年軟式用ビヨンドマックスです(そのまんまですね、笑)
購入した翌日に早速練習で使用してみた所「これ、めっちゃ飛ぶわ!」と言いながら目を輝かせる息子、この時点では筆者も半信半疑だったのですがその後週末にあった試合でビヨンドマックスの効果を目の当たりにすることになります。
ジュニア戦という4年生以下の子供が出場する試合で3年生ながら4番バッターに抜擢された息子、一回り大きな4年生のピッチャーの子が、本当に4年生かよ!とツッコミたくなるような綺麗なフォームで球を投げ込んでいる様子をみて、三振か当たってもボテボテのゴロだろうな…と内心諦めていたんですが
ボールにバットを当てた瞬間…
ボコン
という何とも鈍い音と共に鋭い打球がセンター前に抜けていったんです!
え?あの体格差でもボール飛んでいくの?というのが筆者の感想でした。
小4と小3とは言え、1学年の差があれば体格も全然違うもので、大きなお兄ちゃんの投げる球を今までは前に転がすだけで精一杯だったのが、きちんとスイングをしてバットに当てることができたのが幸いしたのか打球が外野まで飛んでいったんです!
21世紀の少年野球バットの性能恐るべし!
ビヨンド系のバットを使えば必ずヒットを打てるという保証があるわけではないですが、筆者が実際に目にした限りきちんとした軌道でバットを振ってミートすれば金属バットよりも飛距離が出ることは間違いないようです!
近頃は低学年の子でも使用できるように短くて軽いビヨンド系のバットもたくさんあるようなので、実際に手にとってどのバットが合うのか?確かめられるようなら確かめた方がいいのかもしれません。
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まとめ
兎にも角にも、野球に疎いギタリストの筆者の息子でも
ヒットが打てるようになりました!
息子、結果出しました(笑)
こんなバットは邪道だという意見もあるかもしれませんが、小さな子供がヒットを打てるようになることで野球の楽しさが分かるようになるのならそれはそれで正解なんじゃないかと思います。ヒットを打つ楽しさが分かれば、その先にあるもっと高度な技術や高度なプレーにチャレンジしたくなるのが人間ってヤツじゃないでしょうか?
少なくとも筆者の息子は野球の楽しさに気付いてくれたようなので、このバットを買ったのは大成功だったと思っています。筆者としてはドラムでも初めてくれないかな〜なんて思っていたのですが楽器には全然興味ないみたいでちょっと残念なんですけれどね(笑)
最後まで読んで下さってありがとうございました!